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さて、昨日に続き、日めくりカレンダーの「格言」からです。
「良薬は口に苦し」とは?
このことわざの意味は、よく効く薬が苦いように、身のためになる忠告は素直に受け入れにくいということですね。
『孔子家語 (こうしけご) 』には、孔子の言葉で「良薬は口に苦けれども病に利あり。忠言は耳に逆らえども行いに利あり (良薬は苦いが飲めば病気を治してくれる。忠言は聞きづらいが、行動のためになる) 」とあります。
これに基づいて、「忠言耳に逆らう」ということわざもあります。
これは、真心を込めていさめる言葉や忠告は、聞く側にとってはつらいものだから、なかなか素直に受け入れられないものだという意味ですね。
耳に痛い言葉を聞かなくなった…
以前勤めていた会社をアーリーリタイアメントしたのが、今から6年前…
会社員時代は、年齢と共に聞く機会は減ったものの、親身に忠告してくれる人がいました。時には、耳に痛いこともありました。
でも、その時は感情的に反発しても、時間が経って冷静に振り返れば「なるほど」と肯けることが多かったように思います。
それが、会社を辞めてフリーランスとして独立してから、そういった耳に痛い言葉を聞く機会がめっきり減りました。
高額の個人コンサルを受けたりした時には、手厳しい言葉を浴びせられたりしましたが、それはそれで当然のことです。時として、プライドをズタズタにされるようなこともありました。(^^;
でも、そうした機会を除くと、それとなくやんわり意見されることはありましたが、耳に痛い言葉はなかなか聞くことができません。
フリーランスのITコンサルタントとして仕事をする中では、合わない人とは、そっと離れるか、離れていかれるかのどっちかでです。
では、それでいいのか?
どんなに活躍しているプロスポーツ選手でも、やはりコーチは必要でしょう。客観的に自分のプレーを見てくれて、アドバイスしてくれる存在は必須です。
でも、個人事業主として働いている身分では、専属のコーチをお願いする余裕などありません。
我と我が身を映す鏡を用意して、日々その鏡に問いかけることしかありません。
その鏡には、自分がロールモデルとしている人の生き方や考え方を映し出し、自分と照らし合わせて、自分に足りないところ、欠けているところを見つけ出すのです。
あるいは、尊敬する人が残した言葉を反芻して、自分の体内に取り入れることだったりします。
でも、自分が不完全であると自覚する「謙虚さ」は必要ですが、必要以上に「自己否定」することは逆効果でしょう。
節度ある「自己肯定」「自己受容」は必要だと思います。
「やり方 (Doing) 」と「あり方 (Being) 」に留意する
何かがうまくいかなかったり、他人の理解を得られなかったりしても、それは「自分自身がダメ」なのではなく、単に「やり方、アプローチの仕方がダメ」だったのです。
つまり、「やり方 (Doing) 」を改めることにフォーカスして、「あり方 (Being) 」まで否定しないということです。
というわけで、これからも自らの姿を映す鏡を磨いていかなければと思った、今日の格言「良薬は口に苦し」なのでした。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.4.12記)