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さて、昨日に続き、日めくりカレンダーの「格言」からです。
「百聞は一見にしかず」とは?
何度くり返し聞いても、一度でも実際に見ることには及ばない。何事も自分の目で確かめてみるべきだという教えですね。
『漢書―趙充国』には以下のように記載されているそうです。
漢の宣帝が、反乱を起こしたチベット系の遊牧民族を鎮圧するために、趙充国に必要な戦略と兵力を尋ねた。
充国は「遠く離れた場所で戦略は立てにくいので、自分が現地に行って実際に見たものを地図に描き、策略を申し上げたいのですが」と許しを請うた。
なるほど…では、見た後は?
昔は、地図を見ても、現地に行った人から話を聞いても、その様子は想像するしかなかったわけですが、写真が発明され、テレビが発明され、そしてインターネットが登場し、Google Earthで世界中の様子を見ることができるようになりました。
確かに、百聞は一見にしかずですが、どうやらこの後に続く言葉があるようです。
- 百聞は一見にしかず
- 百見は一考にしかず (見るだけでなく、考えないと意味がない)
- 百考は一行にしかず (考えるだけでなく、行動するべき)
- 百行は一果にしかず (行動するだけでなく、成果をださないと意味がない)
つまり、聞いて、見て、考え、行動し、最後に成果を出す、ということです。
一番大事なのは、「行動する」ことでしょう。
たとえ、すぐに成果が出なくても、一見失敗したように見えても、それはそれで行動したからこそ得た結果です。
失敗しても「強者」、やらなければ「弱者」
以前このブログでアップした図があります。この図は、なでしこジャパン元監督の佐々木則夫氏の次の言葉を図示したものです。
「成功の反対は失敗ではなく、やらないことだ」
図にある通り、「失敗者」は、同じゾーンの「成功者」になることはあり得ます。
一方、「やらない者」は「弱者」のゾーンに位置付けられ、「強者・弱者」を隔てる厚い壁に阻まれているため、「成功者」になることは、100%あり得ないことになります。
というわけで、聞いて・見て (インプット) 、考えて・行動して (アウトプット) 、そして成果に結び付けていくことが重要だと思う次第です。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.4.13記)