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さて、昨日に続き、日めくりカレンダーの「格言」からです。
「他山の石 (たざんのいし) 」とは?
他人のどんな言動でも、たとえそれが誤っていたり劣っていたりした場合でも、自分の知徳を磨いたり反省の材料とすることができるという例えです。
中国最古の詩篇である『詩経-小雅・鶴鳴』の「他山の石、以て玉を攻むべし」とあるのに基づくそうです。
「よその山から出た粗悪な石でも、それを砥石に利用すれば自分の玉を磨くのに役立つ」という意味で、他人の誤りを自分の修養の役に立てることを指しています。
「他山の石とする」ともいいます。
人の振り見て我が振り直せ
類義の言葉として、「人の振り見て我が振り直せ」「人を鑑とせよ」「人を以て鑑と為す」などがありますね。
他人の行動を見て、良いところは見習い、悪いところは改めよということですね。
自分の言動を、客観的に見ることはなかなかできません。人には「なくて七癖」というように、本人も気付いていない癖があるものです。
そうした振る舞いが、他の人に迷惑をかけたりしていないか、常々気をつけておく必要がありそうです。
メラビアンの法則
言語と非言語がコミュニケーションに与える影響を示したものとして、「メラビアンの法則」があります。
メラビアンの法則は、非言語的コミュニケーションの重要性を説いたもので、コミュニケーションにおいて、人に影響を与える情報の割合は、以下の通りとされています。
- 言語情報(話の内容など):7%
- 聴覚情報(声のトーンや話の早さなど):38%
- 視覚情報(見た目など):55%
つまり、言語情報が1、非言語情報が9の割合であるという説です。
見た目や声のトーン、話の早さなどで、ある意味ほとんど評価されるといって過言ではありません。
どんなにいい話をしていても、ボソボソと聞き取りにくい小声で、自信なさげに話されると、信憑性が疑われてしまいます。
自分の周囲の人たちの立ち居振る舞いを注意深く観察して、お手本となる人がいたら大いに真似するなど、心掛けたいものです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.5.9記)