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さて、今日も日めくりカレンダーの「格言」からです。
「父母の恩は山よりも高く海よりも深し」とは?
読んで字の如し、ですが、父親や母親の愛情というものは、計りしれない程大きく深いものであるという意味ですね。
江戸時代、破産寸前の米沢藩を再建した名君・上杉鷹山の言葉としても有名です。上杉鷹山といえば、「成せば成る 成さねば成らぬ 何事も、成らぬは人の 成さぬなりけり」という格言でも有名ですね。
そんな鷹山が、結婚する三姫 (孫) に、お祝いの品と一緒に、次のような手紙を送ったそうです。
父母の恩は、山よりも高く、海よりも深いものです。この恩徳に報いることは到底できませんが、せめてその万分の一だけでもと、心の及ぶだけ、力の届くだけを尽くし、努めることを孝行というのです。
その方法にはいろいろありますが、結局は、この世に生んでくださったご恩を常に忘れず、父母をいたわり、大切にしようとする心が、最も重要なのです。
誠心誠意、この心がけで接するならば、多少の行き違いや落ち度があっても、必ず心が通じるものです。
親孝行、したい時に親はなし・・・本当にそうですぞ!
僕の父が病に倒れ、亡くなってからもう14年の月日が流れます。悪性リンパ腫という血液の癌だったので、高齢にも拘わらず進行が早く、発症から僅か3ヶ月ほどで還らぬ人となってしまいました。
実家とは離れて住んでいたので、日頃の行き来もつい無精してしまい、ちゃんとした親孝行はできずじまいでした。
病気以外にも、現代は災害や地震、はたまた交通事故などで何が起こるか分かりません。
ご両親がご健在なのであれば、鷹山が書き残した通り、いたわり大切にしようとする心を持ち続け、元気な顔をできるだけ見せてあげて欲しいと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.5.22記)