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さて、今日も日めくりカレンダーの「格言」からです。
「韓信 (かんしん) の股潜 (またくぐ) り」とは?
将来に大志を抱く者は、屈辱にもよく耐えるという例えですね。
「韓信」とは、漢の天下統一に功績のあった名将です。
「韓信が若い頃、町のごろつきに喧嘩を売られたが、韓信は大志を抱く身であったからごろつきと争うことを避けた。言われるまま彼の股の下を潜らされるという屈辱をあえて受けたが、その後、韓信は大成し、天下統一のために活躍した」という故事からきた言葉です。
将来に大望のある者は、目の前の小さな侮りを忍ぶべきという戒めになっています。
「成らぬ堪忍するが堪忍」を貫けるか
この戒めは、「成らぬ堪忍するが堪忍」という言葉に通じますね。どうしても我慢できないことを我慢するのが、本当の意味での忍耐であるということです。
最後まで耐え通さなければ、それまでの我慢もむだになるという教えになっています。
最近では、老いも若きもキレる人が多くなりました。堪え性がなくなってきているのでしょう。
かくいう我と我が身を振り返っても、レストランなどで気遣いの足りない従業員の対応についイラッとすることもあります。
歳を取ると、本当に気が短くなってきます。そこを「修行、修行…」とブツブツ唱えて堪えるようにしているのですが。
自らの生き方を全うするためには、やせ我慢も厭わず、死ぬまで修行を続けることになりそうです。(^^;
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.6.18記)