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さて、今日も日めくりカレンダーの「格言」からです。
「戦 (いくさ) を見て矢を矧 (は) ぐ」とは?
戦いが始まってから矢を作り出すという意味で、何か事が起こってから慌てて対策を講じたり、準備したりする愚かさを表しています。
目前に必要が差し迫ってから行動したのでは、手遅れだという例えですね。
「矧ぐ」は、矢竹に羽をつけて矢を作ることだそうです。
「泥棒を捕らえて縄を綯う」とも言う
類義の言葉に「泥棒を捕らえて縄を綯 (な) う」があります。これは、泥棒を捕まえてから慌てて縄を準備しても、泥棒は逃げてしまうだろうという例えから、事が起きてから慌てて準備を始める愚を表しています。
というわけで、「用意周到」「備えあれば憂いなし」と言われているわけです。
ただ、どこまで用意すればいいのか、備えればいいのか、悩むところです。
地震への備えとして準備しておくものは、東日本大震災以降、さまざまなアイテムが登場し市販もされているので、あまり悩まなくて済むかもしれません。
しかし、私達が生きていく上で巡り逢うであろう様々な出来事に十分備えるのは、なかなか難しそうです。
まあ、どんなことが起きても「平常心」を失わないように、精神面を鍛えておくことが最も重要かもしれませんね。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.7.2記)