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さて、今日も日めくりカレンダーの「格言」からです。
「李下 (りか) に冠 (かんむり) を正さず」とは?
スモモ (李) の木の下で曲がった冠をかぶり直すと、スモモの実を盗んでいるのではないかと誤解を招く恐れがあることから、誤解を招くような行動はすべきではないという戒めになっています。
古代中国で編纂された詩文集『文選・古楽府・君子行』に、「君子は未然を防ぎ、嫌疑の間に処らず、瓜田に履を納れず、李下に冠を正さず(すぐれた人は事件が起こる前にそれを予防し、あらぬ疑いを抱かれるような立場に身を置かない、瓜畑では靴を履き直すことをせず、スモモの木の下では曲がった冠を正すようなことはしない)」とあるのに基づいています。
何気ない行動が、誤解を招くこともある
だいぶ以前のニュースで見た記憶があるのですが、アメリカで夜、警官に呼び止められた黒人男性が、ポケットから携帯電話を出そうとして射殺された事件がありました。
暗かったので、男性が出そうとした携帯電話を拳銃と見間違えたことから起きた悲劇でした。
なんとも紛らわしい行動を取ったものですが、銃社会のアメリカならではの悲劇だったと言えます。
日本では、さすがにこのような事件は起こらないと思いますが、自分の取った言動が思いも寄らぬ誤解を招くことはあるでしょう。
かといって、過度の気遣いをすれば疲れてしまいます。日頃から、身だしなみや言葉遣いに留意して、あの人はそんな変なことはしない、言わない、という信頼を得ておくことが必要かもしれませんね。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.7.11記)