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さて、今日の格言は、「人生朝露の如し」です。
「人生朝露 (ちょうろ) の如し」とは?
人の一生は短く、儚 (はかな) いものだということの例えです。
朝日が出ればすぐに消えてしまう朝露のように、人生は儚くて短いものだという意味です。
『漢書・蘇武伝』の、前漢時代に李陵が蘇武に会い、健康を気遣って「人生、朝露の如し。何ぞ自ら苦しむこと此の如き」と言い、降伏を勧めたという話に基づいています。
あれから6年半、そして16年…
あの東日本大震災が起きた3.11から、ちょうど6年半、そして、2001年のこの日に発生した9.11アメリカ同時多発テロから、ちょうど16年が経過しました。
東日本大震災では、多くの方々が今なお全国で避難生活を余儀なくされています。その数は約8万7千人と言われています。
復興庁によると、避難生活での体調悪化や自殺による震災関連死は、今も増え続け、1都9県で3,591人 (3月末現在) に上るそうです。
また、アメリカでは、同時多発テロ事件にちなんで、2002年からこの日が「愛国者の日 」という記念日になりました。
航空機が使用された史上最大規模のテロ事件の犠牲者は、確認された死者を合計すると3,025人とされています。判明している内訳は、ハイジャックされた4機の旅客機の乗員・乗客が246人、アメリカ国防省で125人。世界貿易センタービルで2,602人となっています。
他に、世界貿易センタービルにいたと考えられる約1,100人の遺体は、最後まで発見できていません。
何気ない日常が宝物
俵万智さんの歌集「サラダ記念日」には、次の歌が詠まれています。
「寒いね」と 話しかければ「寒いね」と 答える人のいる あたたかさ
昨日までの何気ない日常を、大地震・大津波やテロは、根こそぎ奪っていってしまいました。
昨日まで話しかければニッコリ微笑んで答えてくれたあの人を、一瞬で奪っていってしまいました。
それを考えれば、元気に毎日繰り返すことのできる日常を過ごしているのなら、それだけで宝物だと思います。
ある意味、人生観・死生観を一変させるような出来事が起きたあの日。
その記憶を風化させることなく、これからも過ごしていきたいと思う日の朝なのでした。
そして、某国のミサイル1発で、この日常が根こそぎ奪われるようなことがないよう祈るばかりです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.9.11記)