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さて、今日の故事ことわざは、「老いたる馬は道を忘れず」です。
「老いたる馬は道を忘れず」とは?
経験豊かな人は、判断が適切であることの例えです。
老いた馬は道をよく知っており、迷うことがないことから転じて、高齢者の知恵や経験は活かすべきだという教えになっています。
中国戦国時代の書『韓非子・説林上』に、斉の管仲らが、道に迷ったとき管仲が老馬を放ってその後に従うと、やがて進む道が見つかったという故事に基づいているそうです。
老いても、知恵や経験を活かせるように
歳を重ねた立場では、それまでに身に付けた知恵や経験を活かして、若い世代の役に立つことが求められます。
ただ、アナログからデジタルの時代になって、現代に通用する知恵・経験なのか、慎重に取捨選択する必要があるでしょう。
過去の時代だけに通用したことを押し付けては、老害以外の何ものでもありません。
そして、現代でも通用する知恵や経験を身に付けていたとしても、歳と共に惚けていってはなんにもなりません。
それこそ、若年性認知症などになっては元も子もありません。
ちなみに、認知症は、脳細胞にカスのようなものが溜まり、脳が縮んでいくアルツハイマー型認知症と、脳の中の血管が詰まり、小さな脳梗塞がたくさんできる血管性認知症に分けらます。
そして、最近の研究で、ビタミンDの欠乏が認知症のリスクを増大させることが分かってきています。
ビタミンDは、太陽光を浴びることで人体に必要な半分を生成してくれます。太陽光により紫外線を浴びると、体内のコレステロールが変化してビタミンDが生成されるのです。
1日15分~30分程度、特に午前中の太陽光を浴びれば十分とされていますので、ウォーキングなどをうまく生活スタイルの中に組み入れていくことが重要なのです。
というわけで、折角身に付けた知恵や経験を錆びつかせることのないよう努めていきたいですね。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.9.21記)