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さて、今日の故事ことわざは、「一銭を笑う者は一銭に泣く」です。
「一銭を笑う者は一銭に泣く」とは?
たとえ僅かな金額であっても、お金を粗末にしてはならないという戒めですね。
「一銭」は僅かな金額を意味し、はした金だからと馬鹿にする者は、そのはした金が無くていつか泣く思いをするだろうということから、こう表現されています。
どんなに小さい金額でも金銭を粗末に扱ってはならないという戒めの意味を込め、また、貯蓄や倹約の大切さを言うときにも使われています。
ケチと倹約は違う
さて、今日10月17日は、「貯蓄の日」だそうです。
この日は戦前、天皇がその年の新穀を伊勢神宮に奉納した神嘗祭 (かんなめさい) にあたり、貯蓄の日も勤労の実りを大切にとの意味合いを持っているのです。
「神嘗祭」は、五穀豊穣に感謝する日で、伊勢神宮のお正月でもあります。これに由来して、勤労の収穫物である報酬を、無駄遣いせずに大切にしようという意味を込めた記念日が「貯蓄の日」なのです。
無駄遣いしない、という意味では、ケチも倹約も同じように感じますが、やはり違うニュアンスです。
ケチは、とにかくお金を遣わず、貯めることが目的というイメージ。倹約は、無駄遣いせず、きっちり貯めて、いざという時はドーンと遣うことが目的というイメージです。
ここぞという時に投資できるように、たとえ僅かなお金でも無駄遣いせずにいたいですね。
極力、消費は控え、浪費せず、投資に振り向けることが大切だと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.10.17記)