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さて、今日の故事ことわざは、「梨の礫」です。
「梨の礫 (なしのつぶて) 」とは?
便りを出しても何の返事もないことや、音沙汰のないことを指します。
「礫」とは、投げつけた小石のことで、「梨」は「無し」に掛けた言葉です。投げた小石は返ってこないことから、こう表現されるようになりました。
ネット時代に「梨の礫」とはいかないか?
昔の連絡手段は、手紙や電報くらいでしたから、相手に届いてから返事が届くまでに、電報でも相当な時間がかかっていました。
それが今や、ネット時代となり地球のどこにいてもネットにさえ繋がれば、瞬時にメッセージが届き、相手が読んでくれたかどうかも「既読」の表示ですぐに分かるようになりました。
なので、メッセージを無視すると「既読スルー」と言われて、梨の礫を決め込むわけにはいかないムードになっています。
そのせいか、こういう場合は返信しない場合があります、などと事前に告知する方もいます。
数人ならともかく、数十人・数百人の方からメッセージが入る方はそうせざるを得ないのでしょう。
ネット時代になって、便利になった反面、少々生きづらくなっている面もあるかもしれませんね。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.11.21記)