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さて、今日の故事ことわざは、「騏驎も老いては駑馬に劣る」です。
「騏驎 (きりん) も老いては駑馬 (どば) に劣る」とは?
どんなに優れた才能を持つ人でも、年をとって衰えると平凡な人にも及ばなくなるという例えです。
「騏驎」とは、一日に千里も走るすばらしい駿馬のことを指し、「駑馬」とは、足ののろい駄馬から転じて、平凡な馬・愚かな馬のことを指しています。
騏驎のようなすぐれた名馬であっても、年老いると足ののろい駄馬以下になるという意味から、いかに優れた人物であっても老いによってその才覚は鈍り、普通の人にも劣るようになるということです。
介護保険法公布から、今日で満20年
さて、1997年12月17日に、日本で介護保険法が公布されてから、今日でちょうど20年になります。実際に施行されたのは、2000年4月1日でした。
誰しもいつかは歳をとります。これは、万人に共通したことで例外はありません。
そして高齢になれば、否応もなく身体的な衰えが忍び寄ってきます。記憶力も衰え、反射神経も鈍くなってきます。
そして、いずれ介護保険のお世話にならなければいけない日が来ます。
介護保険のお世話になるには、要介護認定手続きを経て、要支援1〜2・要介護1〜5という要介護度の認定を受けなければいけません。
下のグラフは、2000年(平成12年)〜2016年(平成28年)の16年間の「要介護度別認定者数の推移」について示したものです。要介護度が低いほど、この16年間で増え方が顕著であることが分かります。
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平均寿命より健康寿命が大事
近年、医療技術の進歩などにより、年々平均寿命が伸びて、今年 (2017年) 3月1日に厚生労働省が公表した資料によると、日本人の平均寿命は男性80.75歳、女性は86.99歳で過去最高を更新したそうです。(こちらの記事参照)
(グラフ出典元はこちら)
男性の平均寿命も、とうとう80歳代に乗りました。
でも、大事なのは健康寿命ですよね。いろんなチューブに繋がれて、延命治療を受けて寿命を伸ばすより、自らの意思で生き方を選択できる健康寿命が大切だと思うのです。
そのための節制や運動などを心掛けたいですね。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2017.12.17記)