(画像出典元はこちら)
さて、今日の故事ことわざは、「蟻の思いも天に届く」です。
「蟻 (あり) の思いも天に届く」とは?
弱小な者でも、一心に努力して願えば、希望を叶えることができるという例えです。
地をはって歩く蟻のような小さな虫でも、一心に努力すれば、その願いは天にまで達するという意味から、こう表現されるようになりました。
今日は「ピーターパンの日」
さて、今日12月27日は、「ピーターパンの日 」だそうです。
今から113年前の1904年 (明治37年) 12月27日に、イギリスの劇作家ジェームス・バリーの童話劇「ピーターパン」がロンドンで初めて上演されたことに由来します。
ピーターパンは、ロンドンのケンジントン公園で乳母車から落ちたところを、ベビーシッターに見つけてもらえず迷子となったことから年を取らなくなります。
そして、海賊のフック船長やインディアンのタイガーリリーが住む異世界・ネヴァー・ネヴァー・ランド (ネバーランド) に移り住み妖精・ティンカーベルと共に冒険の日々を送る永遠の少年となりました。
いつまでも少年の頃の純な心を忘れたくない
少年が大人になる過程で受ける洗礼があります。
曰く「夢みたいなことを言ってるんじゃない」「もっと現実を見つめろ」「もう大人の考え方をしなければいけない」といった大人の常識って奴です。
そのうち「そんなことをしたら近所の笑い物になる」「世間体が悪い」と言われようになり、他人の視線を常に意識させられるようになります。
そんな洗礼を受け続けたら、少年はいつの間にか、幼い頃の純な心を失い、周囲の大人の顔色を伺う青年に育つ可能性大です。嫌われないために、いい子と言われたいために…
そのうち、世間の常識が定めたレールの上を走り出すことになります。いい大学を出て、官庁や大企業に就職し、結婚して、子どもを産んで、住宅ローンを組んでマンションを購入する・・・そんな生き方を目指すようになります。
もちろん、そうした生き方がフィットして大いに幸せになる人もいるでしょう。でも、そんな生き方が必ずしも自分にフィットしていない場合、結果として不満足な生き方を送ることになるでしょう。
小さい頃は、自分の興味の赴くまま、好きなことを時間を忘れてやり続けていたはずです。
大人になっても、好きで堪らないこと、やりたくて堪らないことを目指していいと思うのです。それできちんと生きていけるのなら…
そして、そんな風に生きようとしている人に対して「そんなことをするのは損だよ」みたいな言葉をかけるドリーム・キラーにはなりたくないと思うのです。
・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
・・・・・・・・・・・・
(2017.12.27記)