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さて、これまで出版への道を志すことになった経緯、想定読者に伝えたいことを書いてきました。 (こちらのページ参照)
前回は、「人格者」と呼ばれるのは、具体的にどんな人なのだろう、ということを書いてみました。
今日は、「人格」を磨けば、「人望」は自然とついてくるのだろうか、という点について考えてみます。
人望が厚い人と、人望がない人の違いとは?
前回の記事で、物事をうまく進めるための「やり方」、それに加えて、人としての生き方を定める「あり方」が整って初めて「人格者」への道が整う気がする、と書きました。
では、「人格者」に近づけば「人望」はついてくるのでしょうか?
ここでちょっと、人望が厚い人と、人望がない人の違いを考えてみます。
コミュニケーションの上手・下手
人望が厚い人は、コミュニケーションの取り方が上手です。自分から挨拶し、その時にしっかり相手の名前を呼び、人と話をする時も、相手の話や意見をしっかり聞きます。一方、人望がない人は、そうしたコミュニケーションが苦手です。
嘘をつかず、誠実か
人望が厚い人は、誠実です。何事にもまっすぐで嘘をつきません。人望がない人はふとした時に嘘をついてしまいます。自分のミスを他人のせいだと言い逃れしたりしますが、そんな嘘はいつかバレてしまい、信頼を失うものです。
自分の信念を持ち、それが揺るがないか
人望が厚い人は、何かトラブルが起きた時でも、慌てず騒がず冷静に対応できます。例えば、トラブルの原因が部下にあったとしても、その部下を責めたりはせず、逆に励まし一緒になってトラブルを解決しようと努力します。一方で人望がない人は、トラブルが起きるとすぐに混乱し冷静さを失います。
人望が厚い人の特徴は?
次に、思いつくままに人望が厚い人の特徴をあげてみます。
☆ 見栄を張ったり自慢したりしない
☆ 人を責めない
☆ 上司や部下などの上下関係に拘わらず、人の話をよく聞く
☆ 人望が厚い人になろうとせず、いつも自然体でいる
☆ 損得勘定で人を助けない
☆ 人の意見を素直に聞く
☆ しっかり自分を持ち、ブレない
☆ 率先して行動する
☆ 何事も丁寧に行い、人の見本になる
人望は求めるものではなく、人格を磨くことが大事
このように考えてくると、「人望」が厚い人は、スキルなどの「やり方」に秀でている人というより、人としての「あり方」がしっかりしていてブレない人だと言えます。
また、人間力を高め、人格者を目指すことは大切ですが、人望は結果として後からついてくるものであり、自ら人望を得ようなどと考えてはいけないと思います。
すなわち、「人望」はあくまで人から得る評価であり、それ自体は自分でどうすることもできない不可抗力なので、目標達成の判断基準にはならないということです。
一方「人格」を磨くことは、自分の努力次第で達成できる可抗力となり、目標達成の判断基準になります。
というわけで、今回は「人格者を目指す」ことを内面化した目標の一つに掲げたいと思います。
さて、今日はこのへんで。続きは次回に。
では、また!
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(2018.2.26記)