Challenge Next Stage 〜目指せ!出版への道〜

目標達成の判断基準は、常に自らの内面に置き、外面化せず、結果責任は100%自らが負う

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(画像引用元はこちら)

さて、これまで出版への道を志すことになった経緯、想定読者に伝えたいことを書いてきました。 (こちらのページ参照)

前回は、シニア・シルバー世代は、人間力を高め人格を磨き人望を得て、現役世代とタッグを組み、変化の先頭に立つ気概を持つことが、これからの時代を逞しく生きていく術 (すべ) なのではないか、と書きました。

今日は、こうした目標達成の判断基準は、自らの内面に置き、外面化してはいけない、ということを書いてみます。

目標達成の判断基準とは?

誰でも目標を設定する時は、できるだけ具体的な内容にすると思います。ただ、その際に気をつけなければいけないのは、その目標を達成する過程で、他者が介入する余地が大きいと、その介入により目標達成が左右されるので、その余地を締め出すことを心掛ける必要があるということです。

少し分かりにくいので、例えば「恋愛」というケースを考えてみましょう。

一人の女性を巡って恋敵と争っているとします。そして、恋敵に勝って女性のハートを射止めることを目標に設定したとします。

するとどうでしょう。恋敵がどんな行動をするか予想もつかず、とんでもないお金持ちで、自分では到底できないプレゼント攻勢をしかけてくるかもしれません。また、お相手の女性の気まぐれで、状況は一変するかもしれません。

このように「恋の成就」を目標に設定すると、その達成には多くの不可抗力が存在することになります。つまり、自分がいくら努力しても、どうしようもない要素が多く介在するのです。

でも、目標を内面化し、それを「恋を成就させるために最善を尽くすこと」とすれば、目標に向けての全てが可抗力となり、他者が介在する余地がなくなります。

その結果、目標を達成できなかったことを、恋敵やお相手の女性のせいにしたりする余地もなくなり、結果責任全てを自分が負うことになります。

このように言い訳をする余地もなく、結果について100%自分で責任を負うことができるように目標を設定することを「目標の内面化」と呼んでいます。

目標を内面化する勇気を持つ

言い訳が許されず、結果責任を100%自分で負うことは、なかなかしんどいことかもしれません。誰でも、他者のせい、社会のせいにすることができれば楽だからです。

前回の記事に書いた「シニア・シルバー世代は、人間力を高め人格を磨き人望を得て、現役世代とタッグを組み、変化の先頭に立つ気概を持つことが、これからの時代を逞しく生きていく術 (すべ) 」を分解すると、以下のようになります。

人間力を高め → 内面化された目標
人格を磨き → 内面化された目標
人望を得て → 外面化された目標
現役世代とタッグを組み → 内面化された目標
変化の先頭に立つ気概を持つ → 内面化された目標

人望を得ることは、後からついてくるものであり、他者から一定の評価を受けることなので、内面化された目標とは言えません。

あとの部分は、すべて結果責任を100%自分で負えるものです。

最 後 に

このブログを2012年10月に開設してから、しばらく経った頃に受講したセミナーで言われた言葉が印象に残っています。

「月間PV◯◯万以上、のような目標を掲げてブログを更新するのではなく、自分なりに週1回以上とか、3回は更新する、という目標を掲げたほうが良い。PVは、あくまで他の人がブログを読んでくれた数を表すもので、自分の努力そのものを表すものではないからだ。」

当時は、目標の内面化・外面化という概念を持っていませんでしたが、「なるほど!」と肚落ちしたものです。

平昌五輪で、連覇という偉業を達成した羽生結弦選手も、金メダルそのものというよりも、金メダル獲得に向けてできることをすべてやりきる、という目標を設定していたはずです。それができれば、金メダルは後からついてくると信じて。

自分に言い訳を許さない生き方は、つらいことかもしれませんが、小さなことを積み重ねてとんでもないところに辿りつくためには必要なことだと思うのです。

 

さて、長くなってきたので、続きは次回に。

では、また!

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(2018.2.28記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

コメント

人生のセカンドステージを、ポジティブ&アクティブに過ごすことを目指して、アラカン(アカウンド還暦)世代の筆者が思いを綴るブログ。
Consulting Office SMART代表/富田邦明が人となりをお伝えするために運営しています。

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