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さて、昨日は体調が悪くなると、いろんなことを「やめる」方向に思考が向くので、「やめる」ことをやめることにしたと書きました。
そんな今日は、218年前に日本史上はじめて正確な日本地図を作成した、伊能忠敬が蝦夷地の測量に出発した日です。
今日は「地図の日」
伊能忠敬は、豪商伊能家を継ぎ、50才で隠居後、江戸に出て天文学、暦学、西洋数学等を学び、全国各地を測量しました。
そして、寛政12年 (1800年) から文化13年 (1816年) まで、足かけ17年をかけて全国を測量し、『大日本沿海輿地全図』を完成させ、日本史上はじめて国土の正確な姿を明らかにしたのです。
その精度は高く、世界に誇れる科学的地図といわれています。
そんな伊能忠敬が、1800年 (寛政12年) 閏4月19日に蝦夷地の測量に出発したことにちなんで、この日が「地図の日」となりました。
歳のせいにしない
江戸時代の50才といえば、当時の平均寿命を上回っていたのではないでしょうか。
その歳からさまざまな学問を学び、更に長期間にわたる測量を果たし、日本地図を完成させました。
その知力・体力には恐れ入ると同時に、凄い人だなぁ〜…と感服してしまいます。
ところで、現代の伊能忠敬といえば、82才でiPhoneアプリを開発し、Apple主催の世界開発者会議に招かれたという若宮正子さんでしょうか。
若宮さんは高校卒業後、銀行員として定年まで働き、60代でパソコンに出会い、さらにiPhoneを手にして、シニア向けのアプリ開発まで手がけるという凄い人です。
なんでも、iPhoneアプリは若者向けのものばかりで、シニアが楽しめるものがなかったため、それなら自分で作ってしまおう、ということでアプリ開発の勉強を始めたとか。
「何事も始めるのに遅いということはない」といいますが、中高年を迎えると、ついつい「もう歳だからなぁ〜…」という言い訳を口にして、新しいことを始めるのをサボりがちです。
でも、江戸時代の伊能忠敬、そして、現代の若宮正子さんというお手本がいますので、そんな言い訳は封印していきたいですね。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2018.4.19記)