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さて、今日4月22日は「アースデー(地球の日)」だそうです。
「アースデー(地球の日)」とは?
地球全体の環境を守るために一人一人が行動を起こす日として提案された記念日です。
1970年 (昭和45年) にアメリカで始められたもので、米国環境保護庁設立のきっかけになったとか。
市民運動として大きな成果をあげていて、日本でもこの目的に共鳴する市民グループが「熱帯雨林の破壊など国際的な環境問題で重要な立場にある日本がもっと関心を持たねば」と、さまざまな環境問題をテーマにした催しを企画しているそうです。
地球を守り、地方を活性化する
地球全体の環境を守る、と聞いて、日本でも具体的に導入の動きが出てきた「エコノミックガーデニング」という取り組みを連想しました。
エコノミックガーデニングとは、地域経済を「庭」、地元の中小企業を「植物」に見立て、地域という土壌を生かして地元の中小企業を大切に育てることにより地域経済を活性化させる政策のことです。
このエコノミックガーデニングという取り組みは、元々アメリカで開始されたものだそうです。
1989年に、アメリカのコロラド州リトルトンでこの取り組みが始まり、アメリカ中小企業白書に依れば、リトルトンでは、1990年から2005年までの15年間で、新規雇用者数は1万4,907人から3万5,163人へ、約2.3倍増という驚異的な実績を挙げました。
アメリカ全体の平均である約2割増の約6倍と、雇用創出効果の高い施策であることが分かります。
また、その15年間で税収も約3倍を実現し、現在では全米の多くの都市に広がりを見せているそうです。
徳島県鳴門市の取り組み事例
日本でも、静岡県藤枝市や徳島県鳴門市、あるいは大阪府などでエコノミックガーデニングが導入されています。
実際に鳴門市の取り組み事例を確認してみます。(詳細は、こちらの記事参照)
鳴門市の産業は、商工業ともに商店数・事業所数、従業者数、商品販売額・製造品出荷額が減少していました。
そして、この傾向は将来的な人口減少や高齢化の進展により、ますます進展すると想定されます。
そのような状況で、持続可能な社会をつくるためには、中小企業の成長による雇用の創出や税収の増加が必要不可欠として、エコノミックガーデニングの導入が進められたのです。
最 後 に
地球全体の環境を守ることは、子孫に美しい地球を引き継ぐ我々の義務といえます。
でも、その前に急激な人口減少が進む我が国は、数百年後には消滅しているかもしれません。「そんなバカな…」と思われるかもしれませんが、それは厳然たる事実であり、「静かなる有事」と言われています。
そんな事態を招かないために、「エコノミックガーデニング」をはじめ、コンパクトシティなどさまざまな取り組みにより、地域を活性化し、人口減少を食い止める必要があります。
地方の過疎化、高齢化は、もうやむを得ないことで止められないこと、という諦めの言葉も聞こえてきますが、すべてを諦めた途端、この日本は消滅の道を辿るのです。
・・・などと、「アースデー(地球の日)」に思うのでした。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2018.4.22記)