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さて、今日6月10日は、「時の記念日」です。
「時の記念日」とは?
今から98年前の1920年 (大正9年) に、東京天文台 (現 国立天文台) と生活改善同盟会が制定したとされています。
その由来は、日本書紀の天智天皇10年4月25日(グレゴリオ暦6月10日)の項に、「漏刻を新しき台に置く。始めて候時を打つ。鐘鼓を動す。」と記述されていることを記念して制定されたそうです。
それは、日本国民に「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善・合理化を図ろう」と呼びかけ、時間の大切さを尊重する意識を広めることを目的にしていたとか。
「時は金なり」というが・・・
この言葉は、西洋のことわざ「Time is money.」から由来しています。
時間は貴重なものであって、金銭と同じように大切で価値があるのだから、浪費するものではないという戒めになっています。
お金は計画的に遣わないと、なかなか貯まってくれない代物ですが、僕は実際にお金を遣う場面で、次のように自問自答しています。
- これは単なる消費か?
- それとも浪費か?
- そうではなくて、未来への投資か?
消費であれば、支出は最小限に留める。浪費であれば支出をやめる。投資であれば積極的に支出する。
この自問自答をするかしないかで、お金の遣い方がずいぶんと変わってくるのを実感したのは、もうずいぶん前のことです。
時間の使い方も、消費か浪費か投資か意識する
そして、時間は、1日24時間万人に共通に与えられています。変わることはありません。お金と同じように貴重なリソース (資源) です。でも、お金と違って貯めることはできません。
では、その時間を使う時、または時間を必要とする予定を立てる時、その時間が消費なのか?浪費なのか?投資なのか?自問自答することはあるでしょうか?
睡眠時間や洗顔・入浴などの時間は、必要な時間であり食料品を買うのと同じように消費でしょう。
会社などの組織に勤めていれば、勤務時間の多くは自分の思うにまかせず、拘束されているので消費あるいは浪費と感じるかもしれません。
勤務時間中についついネットサーフィンしてしまったら、それは浪費以外の何物でもありません。
でも、何か将来役に立つ知識を学んだり、経験を積んでいれば、投資と思えるでしょう。
では、1日の中で本当に少ないであろう、自分が自由に使える時間を使う時はどうでしょう?
読みたい本を読んでいる時間は?やりたいゲームをやっている時間は?ゆっくりマッサージを受けている時間は?
同じことをやっていても、時と場合によって消費になったり、浪費になったり、投資になったりと、変わるかもしれません。
いずれにしても、時間に流されることなく、消費・浪費・投資という見方をするだけで、過ごす時間の価値は変わってくると思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2018.6.10記)