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さて、これまで出版への道を志すことになった経緯、想定読者に伝えたいことを書いてきました。 (こちらのページ参照)
前回は、「落ち込み克服力」を付けることで、過度の自己否定に陥ることなく、前向きに進めることを書いてみました。
今日は、「時間感覚力」を付けることで、今、自分はどんな時間を過ごしているのか、明確に意識できることを書いてみます。
普通の人間は、楽しい方へ、楽な方へ流れる
まあ、これも当り前のことですが、普通の人であれば、できるだけ楽しいこと、楽なことをし続けたいわけです。
できることなら、一日中、家の中に籠もってゲームをし続けたい、とか、毎朝目覚ましの音を聞くことなく、いつまでも寝ていたいとか思いますよね。
そうではなく、1年365日、きっちり過ごせる人は、超人だと思います。ゲームをし続けたい人は、渋々ゲームをやめて学校に向かう、ずっと寝ていたい人は、渋々仕事に向かうのだと思います。そうせざるを得ないから…
なので、我々凡人は、なんとか自分の気持ちと折り合いをつけ、楽しくなく、楽でもないことに、少なくとも後ろ向きではなく、前向きに取り組みたいと思うのです。
時間は、お金と同じ感覚を持つ
では、どうしたら前向きな気持ちになれるのでしょう。
まず、「時は金なり」という言葉があるように、過ぎ去る時間はお金だと思うことではないでしょうか?
お金のことを考えると、計画的に遣わないと、なかなか貯まってくれない代物ですが、実際にお金を遣う場面で、次のように自問自答することにしています。
これは単なる消費か?
それとも浪費か?
そうではなくて、未来への投資か?
消費であれば、支出は最小限に留める。浪費であれば支出をやめる。投資であれば積極的に支出する。
この自問自答をするかしないかで、お金の遣い方がずいぶんと変わってくるのを実感したのは、もう何年も前のことです。
時間にも、消費か浪費か投資か、の概念を持つ
そして、時間は、1日24時間万人に共通に与えられています。変わることはありません。お金と同じように貴重なリソース (資源) です。
では、その時間を使う時、または時間を必要とする予定を立てる時、その時間が消費なのか?浪費なのか?投資なのか?自問自答することも有用です。
睡眠時間や洗顔・入浴などの時間は、生活を営む上で必要な時間であり食料品を買うのと同じように消費でしょう。
会社などの組織に勤めていれば、勤務時間の多くは自分の思うにまかせず、拘束されているので消費と感じたり、意味のない会議が延々と続けば浪費と感じるでしょう。
勤務時間中についついネットサーフィンしてしまったら、それは浪費以外の何物でもありません。
でも、何か将来役に立つ知識を学んだり、経験を積んでいれば、投資と思えるでしょう。
では、1日の中で本当に少ないであろう、自分が自由に使える時間を使う時はどうでしょう?
読みたい本を読んでいる時間は?やりたいゲームをやっている時間は?ゆっくりマッサージを受けている時間は?
同じことをやっていても、時と場合によって消費になったり、浪費になったり、投資になったりと、変わるかもしれません。
いずれにしても、時間に流されることなく、消費・浪費・投資という見方をするだけで、過ごす時間の価値は変わってくると思います。
「時間感覚力」を付けた上で、遊びの時間を楽しむ
生活を営む中で、いつもいつも頭をフル回転させたり、身体を酷使したりはできません。人間、どこかで休憩したり、リフレッシュしたりすることが必要です。
ただ、休憩したりリフレッシュしたりしていると、その状態が快適で楽なので、ついダラダラ過ごしてしまいます。
日曜日に寝坊して、ダラダラ過ごしているうちに、日が暮れてテレビでは「サザエさん」をやっていて、「ああ、今日は何もしないうちに一日が終わってしまったな…」という「やっちまった感」は、誰でも一度は経験しているのではないでしょうか。
でも、「時間感覚力」を付けて、自分が今、過ごしている時間が消費・浪費・投資のいずれに該当するのか意識するだけで、自ずと無意識のうちにコントロールが効くようになるはずです。
そうすれば、睡眠と同じように適度な休憩・リフレッシ時間を過ごせるようになると思います。
さて、長くなりましたので、続きは次回に。
では、また!
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(2018.2.16記)