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さて、今日8月12日は、あの日航機墜落事故があり、その後制定された「航空安全の日」です。
「航空安全の日」とは?
今から33年前の1985年 (昭和60年) の今日、東京 (羽田) 発大阪 (伊丹) 行JAL123便ボーイング747 (ジャンボジェット) が、群馬県の高天原山の尾根 (通称「御巣鷹の尾根」) に墜落するという痛ましい事故が起きました。その後、この日が「航空安全の日」と定められました。
乗客乗員のうち、奇跡的に命が助かった4名を除く520名が亡くなるという、航空機史上最悪の事故が起きてしまったのです。改めて、亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します。
墜落の原因ですが、垂直尾翼が垂直安定板の下半分のみを残して吹き飛ばされ、その際に油圧系統全てに損傷が及んだ結果、油圧を使用した昇降舵や補助翼の操舵が全くできなくなったことによります。
事故発生後の調査により、事故から約1ヵ月後の9月6日、事故機の製造者であるボーイング社が声明を発表し、以前起きたしりもち事故の際に、自らが行った圧力隔壁の修理にミスがあったことを認めました。
「生者必滅、会者定離」の教え
お釈迦さまは生まれて一週間くらいで、生母のマーヤ夫人 (ぶにん) を失われました。生まれてすぐ生母に死に別れた体験は、生まれた者は必ず死ぬということ、逢った者は必ず別れるということ、愛する者との別れはどんなにつらいかということを、身をもって思い知らされたということでした。
仏教ではこういう運命を、「生者必滅、会者定離 (しょうじゃひつめつ、えしゃじょうり) 」というのです。これは人生の無常を説いている言葉なのです。
日常の忙しさにかまけていると、大切な人に会うことをついつい先送りにしがちです。
離れたところに住んでいる両親・兄弟姉妹、近くにいても疎遠になっている大切な友人など、ついつい今度時間ができたら会おう、休みが取れたら会おう・・・と考えてしまいます。その「いつか」が来ることを信じて…
でも、その日は、もう来ないかもしれません。ある日突然、親しい人の訃報に接した時、もう二度と会えないことに思い至り、愕然とするのです。
今は、ちょうどお盆で帰省されている方も多いでしょう。自分の胸に手を当てて、本当に大切な人は誰なのか、いつ以来話していないのか、会っていないのか、自問自答してみては如何ですか?
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2018.8.12記)