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さて、今日8月28日は「一太郎の日」だそうです。
「一太郎の日」とは?
今から33年前の1985年 8月28日に、パソコンソフトの日本語ワードプロセッサ「一太郎」の初代バージョンが発売されました。(ヒストリーはこちら)
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これを記念して、発売元の株式会社ジャストシステムが発売から25周年にあたる2010年に制定した記念日です。
1985年に流行したのは、以下のようなものでした。
音 楽:恋におちて(小林明子)、ミ・アモーレ(中森明菜)
言 葉:パフォーマンス、イッキ、懺悔、やらせ
映 画:ビルマの竪琴、乱、ネバーエンディングストーリー
その他:DCブランドがブーム
そして、なんといっても関西を中心に阪神フィーバーが拡大し、阪神タイガースはこの年の日本シリーズで初の日本一の栄冠に輝いたのです。
日本のパソコン普及を牽引した立役者
まだ、Windowsが登場する以前のパソコン黎明期に、その普及を牽引したのが、MS-DOSをOSとして動作する、表計算ソフトの「Lotus 1-2-3」とワープロソフトの「一太郎」でした。
この2大ソフトの登場で、ビジネスの世界にパソコンが瞬く間に普及していきました。
当時の価格で、「Lotus 1-2-3」が98,000円、「一太郎」が確か58,000円だったと思います。個人では到底手を出せない価格でしたので、法人向けだったわけです。
一太郎は、キーボードでアルファベット or カナを入力後、スペースキーを押すことで漢字に変換する方法を初めて採用しました。そして、それは今でも受け継がれています。
そして、日本語変換システムは「ATOK」として有名です。これは単体として発売されていて、スマホやタブレットでも使えます。
「一太郎」はMS-DOS時代に大変お世話になりました。今は、多くの人と同じようにMicrosoft社製の「Office」に含まれる「Word」を使っていますが、日本語変換はずっと「ATOK」を愛用しています。
「ATOK」のユーザー辞書は、MS-DOS時代からずっと使い続け、育ててきたものです。今では、クラウド経由でMacであれiPhoneであれiPadであれ、常にユーザー辞書の内容を同期できるので、ますます手放せない存在になっています。
文章作成機能は音声入力に?
最近の新入社員は、キーボードが打てない人が多いと聞きます。デジタルネイティブの彼らは、既にスマホのフリック入力が当り前で、音声入力も実用的になってきました。
そんな彼らが、これからの進化の担い手となった時代に、ワードプロセッサは存在しているのでしょうか?
音声入力による日本語入力はもとより、日本語で喋れば自動で翻訳してくれて文章化され、AI機能により文書として綺麗に整形されるような時代が来るのでしょうか?
ま、そうなれば、歳取って手が震えても、ちゃんと喋ることさえできれば仕事がきちんとできるので、いつまでも人さまのお役に立てるかもしれませんね。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2018.8.28記)