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さて、今日10月10日は、僕にとって記憶が鮮明な「1964東京オリンピックの開幕日」です。
「1964東京オリンピックの開幕日」とは?
今から54年前の今日、第18回夏季オリンピック東京大会の開会式が行われました。
この大会は、アジア地域で初めて開催されたオリンピックでした。また、有色人種国家における史上初のオリンピックでもあったのです。
第二次世界大戦の敗戦後、急速な復活を遂げた日本が、再び国際社会の中心に復帰するシンボル的な意味を持つ重要な大会でした。
この年に開通した世界最速を誇る「夢の超特急」東海道新幹線や、東名・名神高速道路と共に、当時8才だった僕の幼な心を膨らませ、胸を張りたくなるような、ワクワクする出来事だったのです。
開会式当日の10月10日は、それこそ典型的な秋晴れ、素晴らしい青空に航空自衛隊ブルーインパルスが綺麗に五輪の輪を描いたことは鮮明に覚えています。
日本選手の活躍
開催国である日本が獲得した金メダルの数は、当時超大国と呼ばれたアメリカ・ソ連 (現・ロシア) に次いで、3位の16個と健闘しました。
お家芸である柔道は、まだ男子のみの種目でした。全階級制覇を目前にして最重量級である無差別級で、オランダの巨漢へーシンク選手に阻まれ銀メダルに留まったことが、当時としては事件として報道されるほどでした。
また、記憶に焼き付いているのが、「東洋の魔女」と呼ばれた女子バレーの金メダルです。「鬼の大松」と呼ばれた大松博史監督率いる日本選手達が、「回転レシーブ」を編み出し、粘り強いバレーで見事金メダルを獲得しました。
その後、「アタックNo.1」などのアニメもテレビ放映されて、バレーブームが起こりました。
他に、レスリング (これも男子のみの種目)・体操男子・ボクシング・重量挙げなどで日本選手が大いに躍動し、活躍しました。
マラソン男子では、円谷幸吉選手が2位で国立競技場に戻ってきますが、最後にトラックで後続のヒートリー選手 (イギリス) に抜かれ、3位の銅メダルとなりました。
でも、この銅メダルが、この大会の陸上競技で日本が獲得した唯一のメダルだったのです。
2020東京オリンピック・パラリンピックへの期待
日本人選手は、今では10代前半から世界の舞台で活躍しています。女子水泳の池江璃花子選手は18才ですが、既にベテランの風格すら感じます。
1964東京オリンピックの時は考えられなかった国を挙げての選手育成策が、実を結んだのでしょう。今は、こんな立派な「ナショナルトレーニングセンター」があり、日本のトップレベル競技者が、日夜トレーニングに励んでいます。
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現在は、障害者スポーツのトップレベル競技者も、この施設でトレーニングが可能になっているそうです。(Wikipedia参照)
さあ、開幕まで2年をきった2020東京オリンピック・パラリンピックです。楽しみですね。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2018.10.10記)