(画像出典元はこちら)
今年もこの日がやってきました。今日10月14日は、今から44年前にあの栄光の背番号3・ミスタージャイアンツ・ミスタープロ野球と言われた「長嶋茂雄さんが引退した日」です。
長嶋茂雄さんが引退した日は?
忘れもしない1974年10月14日…秋晴れの東京・後楽園球場で、シーズン最終戦となる中日戦ダブルヘッダーが行われ、これが長嶋茂雄選手の引退試合となりました。
物心ついた時から、根っからの長嶋ファンでしたが、この日は球場に行くことができず、テレビに映る勇姿を食い入るように見つめたものです。この時、僕は大学1年生でした。
試合終了後、夕暮れ迫る中で引退セレモニーが行われました。この時のスピーチで、「我が巨人軍は永久に不滅です!」という名言が生まれたのです。
まずは、次の映像をご覧下さい。
当時、涙が溢れてまともに見ることができなかった記憶があります。セレモニー終了後、同じく長嶋ファンの友人達に電話して「見たか?見たよな?感動したな!」と、押さえきれない気持ちを分かち合ったものです。
「巨人・大鵬・玉子焼き」の世代で、中でも大の長嶋ファンでしたから、その後数十年に亘り、最後のスピーチのシーンが流れるたびに、パブロフの犬よろしく (涎ではなく) 涙が自然に流れたものです…今日もまた…(^^;
本当に野球好き(バカ)だった長嶋さん
今年メジャーリーグに移って大活躍した大谷翔平選手を見ると、その野球が好きで楽しくて仕方がないという野球少年ぶりに、なんとなく長嶋さんをオーバーラップさせていました。
長嶋さんも、本当に野球を愛し、野球にひたむきに取り組んだ野球バカだったと思います。
そして、それは2004年に脳梗塞で倒れ、懸命のリハビリを経て右半身に麻痺は残ったものの自立歩行できるまでに復帰した後も変わりません。本当に、野球が好きなんだろうと思います。
自分が本当にしたいことをしているか?
長嶋さんが、2001年にジャイアンツの監督を退任した時に、記者会見で「長嶋茂雄にとって野球とは?」と聞かれ、「人生そのもの、という一言に尽きる」と答えたことを鮮明に記憶しています。(こちらの記事参照)
野球が好きで好きで、懸命に取り組んできた生き方を端的に表している言葉だと思います。
その長嶋さんの生き方と共に、僕に大きな影響を与えたボブ・ディランの言葉に次のものがあります。
朝起きて夜寝るまでの間に、自分が本当にしたいことをしていれば、その人は成功者だ。
A man is a success if he gets up in the morning and gets to bed at night, and in between he does what he wants to do.
この言葉に接した時、お金でも、地位でも、名誉でもない。自分が好きなこと、やりたくて堪らないことをやり遂げるのが「人生の成功者」への道なのだ、とストンと腑に落ちたのです。
それ以来、それが僕の生き方の道しるべになりました。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2018.10.14記)