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さて、今日10月21日は、かのエジソンが白熱電球を完成させた日に由来する「あかりの日」です。
「あかりの日」とは?
「あかりの日」は、日本電気協会・日本電球工業会等が、今から37年前の1981年 (昭和56年) に制定した記念日です。
この記念日は、今から139年前の1879年 (明治12年) 10月21日に、エジソンが日本・京都産の竹を使って白熱電球を完成させ、アメリカ・ニュージャージー州で初めて一般に公開したことに由来しています。
そしてこの日は、あかりのありがたみを認識する日とされています。
「節電」は死語になった?
あの東日本大震災が起きてから約7年半・・・地震が起きた直後は、エスカレーターは止まり、コンビニの照明も消され、夜の街はずいぶん暗くなりました。
計画停電が実施され、僕の住むマンションも、1日に多い時は2回も、各2時間程度停電したものです。大規模停電を防ぐために。
それでも、生活に大きな支障はありませんでした。
まあ、今年くらい酷暑の夏に、1日に2度も停電したら、エアコンが使えずに耐えられないでしょうけど…
そして、福島原発の事故により、全国の原発が停止しました。その分の電力を補うため、石油や天然ガスなどの化石燃料の輸入が増えました。
そして、電力コストは上昇し、電力会社は赤字となり、政府と電力業界は、電力の低廉で安定した供給をお題目に、原発再稼働に躍起となっています。
でも、あれだけ必死に呼びかけていた「節電」という言葉を聞かなくなったのは何故でしょう?
「温水洗浄便座」の電力量は原発一基分に相当
冬のトイレを快適にしてくれる温水洗浄便座ですが、2011年当時のこちらの記事によると、これに使われる電気代は、なんと原子炉1基の年間発電量とほぼ同じだそうです。
内閣府が2018年3月にまとめた消費動向調査によると、2人以上世帯の家庭の温水洗浄便座普及率は80.2%に達しているそうです。(こちらの記事参照) なので、電気代ももっと増えていることでしょう。
日本人の細やかな気配りが発揮されたのが、温水洗浄便座といえます。今では、アメリカでも随分使われているとか。
ちょっと話が逸れましたが、7年半前のように必死に節電、節電と言うまでもなく、今よりもう少し節電に努めれば、人間が100%制御することが不可能な原発に頼らなくて済むように思うのですが…
原発をなんとしてでも再稼働させたい政府と原子力ムラの思惑で、節電して欲しくないのでは?と勘ぐってしまいます。ちょっと古いですが「自民党が原発をやめられない理由」(2014.2.15) というニュース記事が参考になります。
・・・というわけで、日本人の「モッタイナイ精神」をもっと発揮してもいいと思う「あかりの日」なのでした。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2018.10.21記)