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さて、今日5月16日は「旅の日」です。
「旅の日」とは?
今から329年前の1689年3月27日に、松尾芭蕉が「奥の細道」に旅立ちました。
そして、この日が太陽暦で5月16日にあたることにちなんで、1988年(昭和63年) に日本旅のペンクラブが制定した、というのがその由来です。
ともすれば忘れがちな旅の心を、そして旅とは何かという思索を込めて問いかける日とされています。
旅から学ぶ
「旅」のイメージは、人さまざまだと思いますが、僕が影響を受けたのは、本田直之氏の書いた次の本です。
「TraveLife クリエイティブに生きるために旅から学んだ35の大切なこと」
本田氏はこの書の冒頭で、古代キリスト教の神学者であり、哲学者であるアウグスティヌスの次の言葉を紹介しています。
世界は 一冊の本 のようであり、
旅をしない者は 本の最初のページ
だけを読んで 閉じてしまう
ようなものである。
そして、旅から学んだ35の大切なことを書き綴っています。まだ、お読みになっていなければ是非。
旅は五感をその場に持っていくこと
今年に入ってから、出張の延長で富山と金沢へ、企画合宿を兼ねて軽井沢へ旅してきました。そして、今月末に毎年恒例の暴飲爆食ツアーに高校時代の悪友たちと行ってきます。
それぞれ、もう何度も訪れている地なので、観光らしい観光はしません。その季節の旬の美味を味わいに行くことが主たる目的です。
東京にいれば、日本中いや世界中の有名な食は味わえると思いますが、旅の醍醐味は、やはりその地に足を運び、目で耳で鼻で口で味わうことが大切だと思うのです。
そして、手触りや空気感などを全身で感じることが重要です。「躓く石も縁の端」という言葉があるように、歩いていて、たまたまつまずいた石ころでさえ、何かの縁で繋がっているのです。
観光地へ出向いて、名所旧跡を巡るだけが旅ではありません。ほんの何気ない瞬間に出会う光りの燦めきや花の香りなどが、とてもかけがえのないものに感じるのです。
それは、日常生活を過ごしている空間で味わうものとは、また別のものです。その違いに世界を感じるのです。
もし時間がなかったとしても、隣町への小旅行でもいいので出かけてみませんか?
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2018.5.16記)