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さて、今日12月4日は、あの「はやぶさ2」が3年前に地球スイングバイをした日です。
地球スイングバイとは?
地球スイングバイとは、「はやぶさ2」が小惑星「Ryugu」に向かうために、地球の引力を利用して加速し、軌道制御を行うというものです。
腰を抜かすほど精密な軌道と超精密に設定された速度で地球をかすめていったのです。
改めて「はやぶさ2」のミッションを確認する
「はやぶさ2」は、目標の小惑星「Ryugu」(リュウグウ) に到着した後、様々な遠隔観測機器と小型の着陸機とローバにより観測を行います。
はやぶさ2では、国際協力によりドイツ・フランスの着陸機 (MASCOT) と日本のローバ (MINERVA‐II) を搭載しています。探査機から切り離された着陸機とローバは、小惑星に着陸し、小惑星表面の詳細な観察を行います。
はやぶさ2は、その後、小惑星の表面にタッチダウンを行い、小惑星表面の物質を採取します。更に、新規設計の衝突装置により人工クレーターを作り、そこから物質採取を行うことで、小惑星内部からのサンプルリターンも試みます。
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気の遠くなるような取り組み
「はやぶさ2」が打ち上げられたのが2014年、それから1年かけて地球の引力を利用して加速し軌道制御を行い、2年の時を経て、やっと小惑星「Ryugu」に到着しました。
それから、小惑星探査を行い、2019年に離脱、地球を目がけて旅を続け、東京オリンピック・パラリンピックが開かれる2020年に帰還予定と、足かけ6年がかりの旅路です。
打ち上げまでの準備期間を含めれば、更に長い期間となり、関わった人たちの数も延べで膨大になることでしょう。
今度は「はやぶさ1」の時のように、途中で音信不通になったり制御不能に陥ったりすることなく、無事に帰還して欲しいと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2018.12.4記)