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【「 ノーベル賞授賞式の日」にあたり】・・・基礎研究の大切さ、研究者育成の重要性を思う

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(画像出典元はこちら)

さて、今日12月10日は「 ノーベル賞授賞式の日」です。

12月10日はノーベルの命日

今から117年前の1901年 (明治34年) 12月10日に、第1回ノーベル賞授賞式が行われました。

そんな12月10日は、スウェーデンの発明家・企業家でノーベル賞の創設者であるアルフレッド・ノーベルが、63歳の生涯を閉じた日です。

京都大特別教授の本庶佑氏が、医学・生理学賞を受賞

今日は、ノーベル賞の授賞式が行われます。日本からは、ノーベル医学・生理学賞を受賞した京都大特別教授の本庶佑 (ほんじょ・たすく) 氏が出席されます。

本庶氏は、米テキサス州立大のジェームズ・アリソン博士と共に、免疫を抑制するタンパク質を発見し、がん免疫治療薬「オプジーボ」の開発に成功しました。

本庶氏の研究は、免疫を抑える働きを阻害することでがんを治療する画期的な免疫療法を確立し、がん治療に新たな道を開いた功績が評価され、今回の受賞となりました。

これまでのがん治療は、外科手術・抗がん剤治療・放射線治療の3つでしたが、そこに不可能と思われていた免疫治療を実現したことが画期的だったわけです。

基礎研究への国家的取り組みは?

本庶氏は、今回の受賞で手にする賞金について、新聞社の取材に対し「 (若い研究者をサポートするための) 大学の基金として寄付したいと思っている」と述べています。(こちらの記事参照)

ちなみに、ノーベル賞の賞金は、900万スウェーデンクローナ (約1億1,500万円) です。共同受賞者のジェームズ・アリソン教授と分けることになるので、1人あたり約5,750万円となります。

本庶さんは、受賞後の会見などでも、「ライフサイエンスは未来への投資。ぜひ基礎研究にかかわる若い人を長期的に支援してほしい」などと、研究者育成の必要性を語っています。

2012年に、iPS細胞の発見によりノーベル生理学・医学賞を受賞した、京都大学教授でiPS細胞研究所 所長の山中伸弥氏も、ことあるごとに研究資金の不足を訴えています。

僕は、こうした分野のド素人なので、偉そうなことは何も言えないのですが、ノーベル賞を受賞するような業績を挙げるには、気の遠くなるような数の実験の失敗を繰り返し、それでもめげずに取り組み続ける必要があることは容易に想像できます。

将来、日本のノーベル賞受賞者が枯渇してしまうようなことのないよう、目先の利益にとらわれない国家的取り組みと予算配分が必要なのではないでしょうか。

いつの間にか話題に上らなくなった行政改革や税金の無駄遣いを改めることで、そうした予算の手当ては容易につくように思ってしまうのですが…

・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!

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(2018.12.10記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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