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さて、「今日の一言メモ」第57回です。
あれから8年・・・
警察庁のまとめでは、岩手・宮城・福島の3県を中心に、亡くなられた方は1万5,897人、行方不明の方も2,533人に上るそうです。
福島県では、原発事故による避難指示の解除が進んでいますが、第1原発が立地する近隣の地域では、今なお避難指示が続いています。
被災された方の言葉は重い
以下は、以前目にした被災された方の言葉です。
3月11日を忘れないようにしよう、ということは、よく言われます。
しかしその日は、忘れないようにする日ではなく、忘れられない日です。
忘れたいのに忘れられない日が3月11日です。
いちばん忘れちゃいけないのは、なんてことない、ほんとうになんでもない日々です。
幸せだったはずの、前の日なんじゃないかと思います。
何気ない日常が宝物
あれから8年、ともすれば記憶が “風化” していることに気付かされます。でも、被災された方にとっては、風化しようがない出来事だったはずです。
人間はどんなに悲しいことがあっても、「日にち薬」のお陰で長い時間をかけて悲しみを癒やすことができます。
昨日まであった当たり前の生活、家、思い出の品々・・・そうしたものが津波に押し流され、さらに、愛する家族・家族も同然のペット・親戚・友人を失った悲しみは、8年ごときの時間では到底癒えるものではないでしょう。
今はまだ未災者である自分も、いつ被災者になるか分かりません。それまでは “いまこの瞬間” に感謝の気持ちを抱きながら過ごしていきたいと思います。
そして今日は、地震発生時刻の午後2時46分に、鎮魂の祈りを捧げることにします。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2019.3.11記)