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さて、「今日の一言メモ」第172回です。
「青雲の志」
「青雲の志 (せいうんのこころざし) 」とは、立身出世して高い地位につこうとする志、また、行いを清くしようとする心を意味します。
王勃『滕王閣序』にある「窮しては且に益堅ならんとして、青雲の志を落とさず (貧乏していてもその志はますます高く、高位高官を得たいという志を失わないようにするの意味) 」に基づくそうです。
「青雲」とは、高く晴れた空の意味から、高位高官、立身出世の例えになっています。
「末は博士か大臣か」
「末は博士か大臣か」という言葉があります。というか、ありました。最近では聞きませんから、とうに死語になっているのでしょう。
僕が小さい頃は「青雲の志」も「末は博士か大臣か」という言葉も、よく耳にしていた記憶があります。
でも、今の子どもたちに言っても、「は?」と胡散臭い目で見られそうです。(^^;
「立身出世」という言葉も聞かなくなりました。戦後の高度成長期であれば、滅私奉公して立身出世を目指す、というのが多くの人々の歩む道として当たり前でした。
そんな生き方も、今は昔です。
「 大志を抱く」のは青年の特権ではない
北海道大学に像があるクラーク博士の言葉「Boys, be ambitious」は今でも有名だと思います。「青年よ 大志を抱け」という意味ですね。
そして、北海道大学のホームページによると、この言葉には続きがあるそうです。
Boys, be ambitious like this old man」
「小供等よ、この老人の如く大望にあれ」
高齢になっても大望を持ち続けて若者の手本になれ、と説いているわけです。
なので、大志を抱くことは青年の特権ではなく、いくつになっても大切なことなのです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2019.7.31記)