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さて、「今日の一言メモ」第175回です。
「破竹の勢い」
「破竹の勢い 」とは、勢いが激しくて、とどめることができないこと、猛烈な勢いで進んでいく様を表したものです。
刃物で竹を割ると、最初の一節が割れればあとは一気に割れていくことから、こう表現されるようになりました。
『晋書』杜預伝の「今兵威已(すで) に振(ふる) う。譬(たとえ) ばを竹を割るが如(ごと) し。數節(すうせつ) の後、皆刃(やいば) を迎へて解け、復(また) 手を著(つ) くる処(ところ) 無し。(今こちらの軍の兵威は盛んであり、それは例えるならば竹を割るときのようなもので、刃を当てれば数節の先まで割れてしまうのだから手を施すことはもう何もない) 」に基づくそうです。
「驕る平家は久しからず」
一方で、「驕る平家は久しからず」という言葉があります。栄華をきわめた平家の天下も長く続くことはなかったことから、権勢を誇り驕慢になった者は必ず失脚するという意味で使われます。
今の政治情勢は、安倍一強時代と言われていますが、いつまでも続くわけではありません。安倍首相は、1954年9月21日生まれの64歳と、僕とは学年が一つ違いの同世代なので、政策の是々非々はあるものの、これまで応援してきました。その安倍政権が「驕る平家」にならないことを願っています。
調子が良い時こそ、調子が悪くなった時に備える好機
人間調子が良い時は、ついつい慢心して油断しがちです。いい時があれば悪い時もある、と頭では分かっていても、まだまだ大丈夫と高を括ってしまいがちなのです。
「自信は過信に流れる。そして過信を放っておくと、慢心に化ける。慢心はやがて増幅され、傲慢になる。」という言葉があります。
自信 → 過信 → 慢心 → 傲慢、という下り坂を転げ落ちないように「勝って兜の緒を締めよ」という戒めを忘れないようにしたいものです。
そして、調子が良い時こそ、調子が悪くなった時の備えができる好機だと心得て取り組みたいと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2019.8.3記)