(画像出典元はこちら)
さて、「今日の一言メモ」第207回です。
「一暴十寒」
「一暴十寒 (いちばくじっかん) 」とは、少しだけ努力して、あとは怠けることが多いという例えです。
「暴」は「曝」と同じく、日に曝 (さら) して温めることを指します。一日だけ日に曝して温めても、十日は陰で冷やせば何にもならないという意味から、この言葉になりました。
「怠ける力」(=リラックスする力) は一つの才能
次の言葉があります。
三流は、一切頑張ろうとしない人
二流は、ずっと頑張ろうとする人
一流は、頑張らない時がわかる人
人間、そんなに長時間集中力を持続できる生き物ではありません。なので、集中できないときに無理矢理、集中しようとしないことが大事でしょう。
集中できないときは、集中しないことを意識的に選択したら良いのです。気分転換に音楽を聴く、瞑想に耽る、単純な作業を繰り返すetc,etc…
「怠ける力」(=リラックスする力) は一つの才能であり、仕事における生産性を高める上で大きな武器となるはずです。
一暴十寒だと、本末転倒になってしまいますが…
「頑張らない・集中しない」ことの重要性に留意する
「頑張る・集中する」に負けないくらい「頑張らない・集中しない」は重要です。
意識的に「頑張らない・集中しない」を選択することは、まず脳に休息をもたらします。そして、怠けたことに対して罪悪感を持つかもしれませんが、それが却って後々、集中力を発揮する大きな推進力になるはずです。
ただし、怠ける力は集中力を発揮するための必要条件ですが、十分条件ではありません。つまり、集中力を発揮する上で、怠ける力は必要ですが、怠ける力が集中力の発揮を保証するものではないのです。
・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
・・・・・・・・・・・・
(2019.9.7記)