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さて、「今日の一言メモ」第210回です。
「天高く馬肥ゆる秋」
今日から、やっと秋らしい気候になってきましたが、「天高く馬肥ゆる秋」とは、秋の快適な気候のことを指します。
秋は空気も澄んでいて、空も高く感じられ、馬も肥えるような収穫の季節でもあります。
秋の季節の素晴らしさをいう句で、手紙などで時節の挨拶として用いられていますね。
杜審言の詩『蘇味道に贈る』に「雲浄くして妖星落ち、秋高くして塞馬肥ゆ」とあるのに基づくそうです。
昔、中国では、北方の騎馬民族の匈奴が収穫の秋になると大挙して略奪にやってきたので、前漢の趙充国はそれを見抜き、「馬が肥ゆる秋には必ず事変が起きる、今年もその季節がやってきた」と、警戒の言葉として使ったそうです。
しかし、匈奴が滅びた後は、現在の意味で使われるようになったとのことです。
「宇宙の日」
ところで、すっかり秋めいてきた今日9月12日は「宇宙の日」だそうです。
今から27年前、1992年 (平成4年) 9月12日に、50回目のミッションとなるSTS-47でスペースシャトル「エンデバー」が打ち上げられました。
「エンデバー」には、日本人2人目の宇宙飛行士として、また日本人として初めてスペースシャトル計画に加わった毛利衛さんが搭乗しました。
そして、1992年が国際宇宙年だったことを記念して、この日が「宇宙の日」となったのです。
そういえば、アポロ計画の頃からスペースシャトルの時代にかけて、いつでもロケット発射の場面をテレビで見るのが楽しみでした。
宇宙に飛び出すストーリーは、いつもハラハラドキドキで、ワクワクしていました。今でもそうですね。
そして、今や国際宇宙ステーションからハイビジョンモードで撮影した地球の映像が、テレビで楽しめるようになりました。その美しさにはいつも息を呑みます。
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宇宙から見える地球に国境線はない
僕の小さい頃からの夢は、自分の目で宇宙空間から青い地球を見ることでした。
緑の大陸、青い海、そして白い雲が見える美しい地球、国境線なんかない陸地を自分の目に焼き付けておきたいと夢見ています。
実は、中学生の頃に読んだ本で、アメリカの宇宙飛行士が宇宙から地球を見て、陸地には国境線など見えなかった、と記していたのが強烈に記憶に残っているのです。
そして、地球に帰還した後、多くの宇宙飛行士が宣教師となって布教に努めたというエピソードも印象に残っています。
それほど、地球観・世界観・人生観を一変させるほどのインパクトがあるということでしょう。
なので、狭い地球の中で、隣国同士で揉めるなど愚かなことはして欲しくないのですが…
個人の生き方も、短い一生は人を愛することだけに費やしたい
いつも書いている通り、短い人生は「トム・ソーヤーの冒険」の作者であるマーク・トウェインの言葉の通り過ごしたいと思います。
人生は短く、他人と言い争い、
謝罪し、胸にわだかまりを抱え、
最後の審判を待つような時間はない。
人生にあるのは人を愛する時間だけだ。
たった一瞬の人生は、そのためだけにある。
秋の風を感じながら、改めてそう思った次第です。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2019.9.12記)