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さて、「今日の一言メモ」第277回です。
「猫に鰹節」
「猫に鰹節 (かつおぶし) 」とは、油断できない状況を招くこと、また、危険な状況にあることの例えです。
猫のそばに好物の鰹節を置くと、すぐに食べられてしまうことから、こう表現されるようになりました。
「鰹節の日」
今日11月24日は、「い (1) い (1) ふ (2) し (4) 」と読める語呂合せから「鰹節の日」という記念日になりました。食品メーカーのヤマキが制定した記念日だそうです。
鰹節は、カツオの頭、鰭、腹皮という脂肪の多い部分を切り落として、三枚以上におろし、「節」(ふし) と呼ばれる舟形に整形し、加熱してから乾燥させた物です。
加工工程の差異によって、鰹を茹で干したのみの生利節(なまりぶし)、それを燻製にしたさつま節・荒節(あらぶし)、荒節にカビを付けることにより水分を抜きながら熟成させる工程を繰り返した本節・枯節(かれぶし)・本枯節(ほんかれぶし)・仕上げ節などがあるそうです。
カビを生やした枯節には、うま味成分やビタミン類が他の鰹節より多く含まれ、高級品として扱われています。
自分の大切な人が輝くよう、引き立て役を心掛ける
鰹節を削った「削り節」は、和食に欠かせない出汁 (だし) を取るのに、昆布と共に大活躍します。
この出汁の出来次第で、お料理の味が全く変わってしまうのですから奥が深いです。
お料理の味を引き立てる役割は、とっても大きいわけです。
私たちが生きる世界も、引き立て役は大事です。どれだけの人に支えられているかと思います。お互いがお互いを引き立てる関係性を持てるのが理想ですが、なかなかそうはいきません。
まずは、自分にとって大切な人が輝くように、日頃から引き立て役を果たせるよう心掛けることが大事ではないでしょうか。
そして、その時に決して見返りを期待してはいけないでしょう。
「かけた情けは水に流せ、受けた恩は石に刻め」と唱えることも大事です。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2019.11.24記)