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さて、「今日の一言メモ」第830回です。
「鰹節の日」
今日11月24日は、「い(1)い(1)ふ(2)し(4)」と読める語呂合せから「鰹節の日」という記念日になりました。食品メーカーのヤマキが制定した記念日だそうです。
鰹節は、カツオの頭、鰭、腹皮という脂肪の多い部分を切り落として、三枚以上におろし、「節」(ふし)と呼ばれる舟形に整形し、加熱してから乾燥させた物です。
加工工程の差異によって、鰹を茹で干したのみの生利節(なまりぶし)、それを燻製にしたさつま節・荒節(あらぶし)、荒節にカビを付けることにより水分を抜きながら熟成させる工程を繰り返した本節・枯節(かれぶし)・本枯節(ほんかれぶし)・仕上げ節などがあるそうです。
カビを生やした枯節には、うま味成分やビタミン類が他の鰹節より多く含まれ、高級品として扱われています。
人間社会でも引き立て役は大事
鰹節を削った「削り節」は、和食に欠かせない出汁(だし)を取るのに、昆布と共に大活躍します。この出汁の出来次第で、お料理の味が全く変わってしまうのですから奥が深いです。お料理の味を引き立てる役割は、とっても大きいわけです。
そして、私たちが生きる人間社会でも、引き立て役は大事です。どれだけの人に引き立てられているかと思います。お互いがお互いを引き立てる関係性を持てるのが理想ですが、なかなかそうはいきません。
まずは、自分にとって大切な人が輝くように、日頃から引き立て役を果たせるよう心を砕くことが大事でしょう。そして、その時にさり気なく振る舞うこと、決して上から目線になったり、見返りを期待しないことが大切です。
「かけた情けは水に流せ、受けた恩は石に刻め」と唱えることも大事だと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2021.11.24記)