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さて、「今日の一言メモ」第289回です。
「異口同音」
「異口同音 (いくどうおん) 」とは、多くの人が口を揃えて同じことを言うこと、また、多くの人の意見が一致することを指しています。
「異口」は、いろいろな人の口の意味、「同音」は、口を揃えて言うことを意味します。「いこうどうおん」とも読みます。
「音の日 」
さて、今日12月6日は「音の日 」だそうです。
今から142年前の1877年12月6日に、エジソンが自ら発明した蓄音機で音を録音・再生することに成功したことを記念して、日本オーディオ協会が1994年 (平成6年) に制定した記念日です。
音を初めて録音・再生できるようになってから、まだ140年ちょっとしか経っていないのですね。
人間が言葉を生み出し、話すようになってから、ずいぶん経つわけですが、エジソンの発明までは口から出た言葉は、空気中に雲散霧消していたわけです。
それが、録音・再生できるようになって、無責任なことは言えなくなりました。録音という証拠が残るようになったからです。
近年では、スマホの普及により誰でもどこでも動画が撮影できるようになったので、映像と共に音声が明瞭に記録され、アッという間にテレビニュースでその映像と音声が流れるようになりました。
「同調圧力の強さ」と「自尊意識の低さ」
そして、異口同音といえば、ネットに限らず「炎上」沙汰が起こり、世間が異口同音に特定の人物を責め立てることも相変わらずです。
こんなことをする奴、言う奴は許せぬ、と事実関係を確認することなく、一方的に決めつけ非難する姿にゾッとすることも、一度や二度ではありません。
そこには恐ろしいまでの「同調圧力の強さ」を感じます。それに抵抗するような真似をすれば、一気に抹殺されそうな恐怖です。
その同調圧力に負ければ負けたで、精神的にずいぶん負担を感じるようです。でも、それは仕方がないことだ、と諦めると、それは自損意識が低いことになります。
「同調圧力の強さ」と「自尊意識の低さ」については、以前このブログでご紹介した次の記事がとても参考になります。
この記事は、僕がとても尊敬し、いろんな教えを授けてもらっている若き友人が紹介してくれたものです。
「帰国子女の娘がクラスで浮いた存在に… 鴻上尚史が答えた戦略とは?」
自分は今、どんな姿勢で生きているのか?と考える時に、「同調圧力の強さ」と「自尊意識の低さ」にどう対峙しているのか、と点検するのもいいかもしれません。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2019.12.6記)