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さて、「今日の一言メモ」第325回です。
「失敗は成功の母」
失敗することによってやり方を改めることができ、かえって成功へと繋がることになるから、一度や二度の失敗にくじけるべきではないという教えですね。
また、失敗してもその原因を追究しなかったり、やり方を改善しようとする姿勢がなければ、また同じような失敗をくり返すだろうという教訓でもあります。
現状維持=後退
人間は、本能的に失敗することを恐れます。失敗したらどれだけ損をするのだろう。失敗したら人に笑われるんじゃないか。失敗して失ったものを取り戻すのにどれだけ時間がかかるだろう……
マイナス方向に考え出すと、キリがありません。では、どうしたらいいのでしょう。失敗を恐れて、何もしないのがいいのでしょうか?
何もしなければ現状維持は図れるかもしれません。でも、現状維持=後退という見方があります。
回りが前に進んでいて、自分だけ現状に留まっていたら、相対的に後退したことになってしまうからです。
失敗することが多いのは当り前
引退したイチロー氏が、現役時代に4千本安打を放ったときのインタビューでこんな趣旨の言葉を残していました。
「4千本安打の裏には、8千本の凡打がある。誇れるとしたら、そうした凡打と真剣に向き合ってきたことだ。」
イチロー氏にとっては、8千本も凡打を重ねたことが許せなかったのでしょうか。とにかくなぜ凡打に終わったのか、真剣にその原因を追及し、打撃方法の改善に取り組んだのは想像に難くありません。
僕にとってみれば、あのイチロー氏ですら安打数(成功)の倍の凡打数(失敗)を重ねたのですから、自分のような凡人は、5〜10に1つくらい成功すれば御の字ではないかと思うのです。
失敗したことから学ばないという失敗は犯さない
そして、大切なのはイチロー氏の姿勢から学ぶことです。失敗してしまうと、早くそのことを忘れたいと思うのが凡人の自分です。
そうではなく、なぜ失敗したのか考える。そして、同じアプローチの失敗を繰り返さないよう肝に銘じる。そして、次なる試みに取りかかる。
こうして、失敗したことから学ばないという愚行は犯さないように心掛けたいと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.1.16記)