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さて、「今日の一言メモ」第343回です。
今日2月5日は、「2 (ニ) 5 (コ) 」の日付語呂合わせで、いつもニコニコ笑顔でいようという「笑顔の日」です。
「笑う門には福来たる」
笑う門には福来たるとは、いつもにこやかに笑っている人の家には、自然に幸福がやって来るということですね。
いつも笑い声が溢れる家には、自然に幸運が訪れる。明るく朗らかにいれば幸せがやってくるという意味で使われています。
また、悲しいこと・苦しいことがあっても、希望を失わずにいれば幸せがやって来るということでもあります。「門」は、家・家族の意だそうです。
楽しいから笑うのではない。笑うから楽しいのだ。
これは、19世紀にアメリカで活躍した心理学者のウィリアム・ジェームズの言葉です。ウィリアム・ジェームズは、こうも言っています。
苦しいから逃げるのではない。逃げるから苦しくなるのだ。
人間は幸せだから歌うのではない。 歌うから幸せになるのだ。
できるかどうか分からないような試みを、 成功させるただひとつのものは、
まずそれができると信じることである。
脳科学者の築山節氏は、こう言っています。
顔の筋肉を動かす(笑う)ことで、脳をハッピーにできるのです。
人の行動と脳の働きは連動しています。ふつうは何か面白い・楽しいことがあると笑うというプロセスですが、顔の筋肉などを笑顔の形にするとその信号が脳にフィードバックされ、面白い・楽しいと感じてしまう。脳も笑ってしまうんです。(築山節)
笑顔で仕事をすれば、仕事が楽しくなる
僕の仕事は、フリーランスのITコンサルタントとして、お客様の会社の経営を良くするお手伝いをしているのですが、最近ある取り組みを始めています。
それは、その会社の社長さんに「社員の方には、まず楽しんで仕事をしてもらえるよう工夫しましょう!」とお話して、賛同いただければ社員の方々にノルマを課すような指示の仕方はせず、次のように社長さんから指示をして頂いています。
とにかく、まず笑顔で楽しみながら仕事をしよう!
楽しめるようになるには、どのような工夫をしたらいいか、みんなでアイデアを出し合って考えてくれ!
とりあえず売上や利益は気にしなくていい。みんなが楽しみながら仕事をしてくれれば、そんなものは後から付いてくるはずだから。
最近の中小企業を取り巻く環境は、ただでさえ人手不足なのに、働き方改革が労働時間を縛り、輪をかけて厳しくなっています。そんな中で、ともすれば社員の方々の表情は暗くなり、下を向いて仕事をしがちで、雰囲気は明るいはずがありません。
そこで、社長が怖い顔をして「ノルマ必達だ!それも残業しないでやれ!」などと檄を飛ばしたら、働く方はますます意欲が湧かなくなります。どんどん生産性はダウンします。
だからこそ、まず「明るく楽しく元気よく」働いてもらうことを最優先したいのです。生産性を上げるのは、今はやりのDX (デジタルトランスフォーメーション) などではなく、まず笑顔で楽しく仕事ができる雰囲気作りだと思うのです。
人は、渋々嫌々仕事をしている時より、ルンルン気分でノリノリで仕事をしている時の方が、何倍も生産性は高くなるものです。
なので、こんな時こそ本業のITデジタルは置いといて、アナログの取り組みに集中したいと思うのです。(^^;
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.2.5記)