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さて、「今日の一言メモ」第367回です。
「ミニの日」
今日3月2日は、日付語呂合わせで「ミニの日」です。
3月2日の「32」が「ミニ」と読めることから、MINIの輸入元であるBMWジャパンが制定したとか。小さいもの、ミニチュアものを愛そうという日でもあるそうです。
ミニ・クーパーという名称が記憶にありますが、イギリスの会社が長年に亘り生産していた車です。その後、1994年にドイツのBMWが傘下に収めてスタートしたブランドがMINIです。最近では、すっかりポピュラーな車になりました。
ミニマムと言えば、最近は「時間」
「ミニ」と聞くと、何を思い浮かべますか?サイズですか?ミニスカートというのは、もう死語でしょうか。(^^;
最近では、「ミニマリズム」という言葉をよく聞きます。
ミニマリズム(Minimalism)とは生活や仕事、生き方において最小限主義のことを言います。必要最小限を目指し本当に大切なものを見極める人生のプロセスがミニマリズムの目的です。このようなライフスタイルを実践する人々をミニマリスト(Minimalist)と呼んでいます。
また、ミニマリズムを徹底するために、必要のないものを断ち、捨て、所有から離れるという意味で「断捨離」という言葉が使われています。
そして、最近の働き方改革で考えると、ミニマリズムを徹底するのは「時間」です。限られた時間で最大の成果を発揮するためには、無駄な時間を徹底的に排除してミニマムにする必要があります。
ここにタイムマネジメントの重要性があるのですが、古来この問題には多くの人が頭を悩ませてきました。
一日の最初に「やるべきこと」ではなく「時間」を考えることからスタートする
現代経営学そしてマネジメントの父とでも言うべきピーター・ドラッカーは、タイムマネジメントの重要性について以下のように述べています。
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成果を挙げる者は、時間が制約要因であることを
知っている。
あらゆるプロセスにおいて、成果の限界を
規定するものは、最も欠乏した資源である。
それが時間である。
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時間こそ真に普遍的な制約条件である。
あらゆる仕事が時間の中で行われ、時間を費やす。
それなのに、ほとんどの人が、この代替できない
必要不可欠な資源を重要ではないもののように扱う。
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私の観察によれば、
成果を挙げる者は仕事からスタートしない。
時間からスタートする。
(中略)
時間を管理すべく自らの時間を奪おうとする
非生産的な要素を退ける。
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我々が過ごす一日は、仕事だけでなく、睡眠や食事、そして買い物や家事、育児などさまざまな要素で構成されています。
寝ないわけにいかないですし、食べないわけにもいきません。そうしたことに要する時間を天引きして残った時間をどう割り振るのかを、考えることが重要ですね。
人は往々にして、自分を過信してこなせる以上のタスクを詰め込みます。一つひとつのタスクにかかる時間を過小に見積もってしまうのです。
なので、やるべきタスクをリストアップするだけでは、時間管理が破綻します。しっかり時間を見積り、自分の処理能力に過大な期待をしないのが、結果として「できる人」になる秘訣かもしれません。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.3.2記)