(画像出典元はこちら)
さて、「今日の一言メモ」第376回です。
「万国博デー」
今日3月15日は、今から50年前の1970年 (昭和45年) に「日本万国博覧会(大阪万博)」が開幕した日です。そして、この日は「万国博デー」になりました。
大阪万博は、アジア初かつ日本で最初の国際博覧会でした。日本では、1964年 (昭和39年) の東京オリンピック以来の国家プロジェクトであり、多くの企業・研究者・建築家・芸術家らが、パビリオン建設や映像・音響などのイベント制作・展示物制作に起用されました。
僕は、この時中学3年生で、ちょうど父親が大阪に単身赴任しており、夏休みを利用して見に行きました。
大阪万博のテーマは「人類の進歩と調和」でしたが、あまりの人の多さ、各パビリオンに並ぶ行列の長さに「人類の辛抱と長蛇」と揶揄されたことを鮮明に記憶しています。(^^;
故・岡本太郎氏が制作した「太陽の塔」
この万博で有名になったのが、故・岡本太郎氏が制作した、大阪万博のテーマ館のシンボル「太陽の塔」です。(こちらのサイト参照)
未来を表す上部の黄金の顔、現在を表す正面胴体部の太陽の顔、過去を表す背面に描かれた黒い太陽の3つの顔を持っていました。
岡本太郎氏は、その強烈な個性で批判されることも多かったと記憶していますが、それだけ多くの人に影響を与えた人でもありました。
特にこちらの本に登場する、この言葉は有名です。
「安全な道をとるか、危険な道をとるか。迷ったら、危険な道を選べ」
人間歳をとればとるほど、リスクを恐れ、保守的に生きようとしがちです。それまでに築き上げてきたものを失うかもしれない、という恐れもあるでしょう。
失敗してみじめな思いをしたくない、という気持ちもあるかもしれません。それ以上に気になるのが、世間の目や他人から指される後ろ指かもしれません。
「いい歳をして、みっともない」「あんなことをして、失敗したらどうするのか」・・・そんな言葉が頭をよぎるのが、目に浮かびます。実際、僕がそうでしたから。
未来を作ることと作らないことでは、どちらがリスクが大きいか
でも、リスクを承知で新しい世界に踏み出さなければ、なんにも始まりません。
失敗したら、別の方法でチャレンジすればいい。何度でもやり直せるのですから。みっともなく転んで、ジタバタあがいて、人に後ろ指を指されても、それでいいのです。
そうした産みの苦しみを経て、初めて新たな世界が目の前に広がると思うのです。
以下は、マネジメントの父であるピーター・ドラッカーの言葉です。(こちらのサイト参照)
自ら未来を作ることにはリスクが伴う。
しかし、自ら未来を作ろうとしない
ことのほうがリスクが大きい。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.3.15記)