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さて、「今日の一言メモ」第401回です。
「SOSの日」
今日4月14日は、「SOSの日」だそうです。今から108年前の1912年 (明治45年) 4月14日午後11時40分、世界一の豪華客船といわれたタイタニック号が、ニューヨークへ向けての処女航海中にニューファンドランド沖で氷山に衝突し、翌日未明に沈没しました。
この時に発せられたSOS信号が、世界で初めてのSOS信号といわれていることから、この日が「SOSの日」の日となったのです。
この時の犠牲者数は、乗員乗客合わせて1,513人といわれており、当時世界最悪の海難事故となってしまったのです。
SOSの意味
SOS (エスオーエス) とは、世界中で用いられるモールス符号のための遭難信号です。
“Save Our Souls” (我らを救え ) または “Save Our Ship” (我が船を救え) の略といわれていますが、これは俗説のようで、SOSという文字列自体は何かの略称だったり救難信号以外の意味があるわけではないそうです。
今では、モールス信号にかかわらず、一般的な言い方として「困った時、友人にSOSを発する」などと使われていますね。
恐怖と不安を同時に感じるコロナ禍
緊急事態宣言が出されている今のコロナ禍にあって、SOSを発しようにもどこに発していいのやら分かりません。ウルトラマンや鉄腕アトムにお願いしたら解決するのでしょうか (昭和世代の戯言です……) 。
ところで、世に「恐怖」と「不安」があります。恐怖と不安の違いは、対象がはっきりしているか、していないか、ということです。
対象がはっきりしないときに不安になります。恐怖は、対象がはっきりしているときの感情です。借金取りが来るかもしれない、というのは不安、来るとはっきり分かったら恐怖を抱くわけです。
コロナの場合は、治療薬がなく重症化した場合には最悪死に至るという恐怖があります。そして、その正体は未だはっきり分からないということで不安を感じます。
恐怖と不安を同時に感じるのが、コロナの怖いところです。
恐怖と不安に打ち克つには防御を固めること
平時に不安を感じたら、自ら行動をおこし、不安の原因を自分の手で明らかにすることが必要です。
不安という感情が、そもそも「未知のもの」に対する感情なら、それを自分から暴いてしまえばいいのです。
未知なるものの正体が明らかになれば、その対処方法はいくらでも考えられるでしょう。正面から攻めるのか、迂回するのか、それとも撤退するのか。
しかし、コロナの場合は、自分がいくら頑張ってもその正体を明らかにすることはできません。
なので、この場合の選択は一択です。平時であれば自ら行動して不安の正体を突き止めることが正解ですが、非常時の今は行動を控えしっかり家にとどまり防御を固めることです。
それを徹底すれば、一定程度の短期間でコロナ禍が収まることになり、恐怖と不安に打ち克つことができるはずです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.4.14記)