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閑話休題。
さて、今日は4月30日、緊急事態宣言が出されて23日目になりますが、どうやら5月6日以降も延長されそうです。そして、気がつけば昨年(2019年)5月1日に「令和」と改元されて満一年が経とうとしています。
自然災害、感染症に見舞われた令和1年目
令和の時代を迎えて、なんとか平穏な日々が続いて欲しいと願っていましたが、台風による被害が目立つ年となってしまいました。
そして、年が明けてのコロナ禍です。東京の感染者数は漸減しているように見えますが、劇的な減少は見られず引き続き厳戒態勢です。
終息までには長期戦になると思われます。外出自粛も緊急避難的な対応から、これが常態となっても適応できるように工夫をする必要がありそうです。
「ジャネーの法則」
「ジャネーの法則」という法則があります。Wikipediaによると、この法則は、19世紀のフランスの哲学者・ポール・ジャネが発案し、甥の心理学者・ピエール・ジャネが著作で紹介したものだそうです。
この法則を簡単に説明すると、生涯のある時期における時間の心理的長さは年齢の逆数に比例する (年齢に反比例する) ということです。
例えば、50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ほどであるが、5歳の人間にとっては5分の1に相当します。
なので、50歳の人間にとっての10年間は5歳の人間にとっての1年間に当たり、5歳の人間の1日が50歳の人間の10日に当たることになるわけです。
初めて経験する道は、時間が長く感じる
5歳の頃と言えば、毎日見るもの、触るもの、やること、成すこと、すべてが初めての経験や出来事の連続。それら1つ1つが、強烈な思い出や記憶となって心に刻まれる年頃です。
一方、50歳といえば、色々なことを一通り経験、理解し、新鮮さや驚きに出会う機会は、それは5歳の頃に比べれば格段に減るでしょう。
また、初めて行く道は、かかった時間が長く感じるのに、同じ道を帰る時は短く感じた、という経験は誰でもあることでしょう。
ジャネーの法則では、「主観的に記憶される年月の長さ」とあります。ということは、「過去を振り返った時に感じる時間の長さの印象」というわけですね。
神は乗り越えられる試練しか与えない
今経験している新型コロナウイルスの蔓延については、老いも若きも初めて経験する試練です。どこに向かっているのか、どこが終点なのか、皆目分かりません。
そんな道を進む時間は、相当長く感じるはずです。でも、それは永遠に続くものではありません。いつかは終焉を迎えます。そして、過ぎてしまえば短く感じるかもしれません。
神は乗り越えられる試練しか与えないといいます。それまでは、日々工夫を凝らして自宅での過ごし方を楽しめるようにしたいと思います。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2020.4.30記)