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さて、「今日の一言メモ」第418回です。
「母の日」
今日は「母の日」、この日は、5月の第2日曜日とされています。日頃の母の苦労をねぎらい、母への感謝を表す日ですね。
その由来は、アメリカ人のアンナ・ジャービスが母の死後、その墓に白いカーネーションを飾ったことだそうです。
カーネーションは母性愛のシンボルとされていて、日本では地久節 (香淳皇后誕生日) を母の日とし、婦人会などを中心にいろんな行事が行われていたそうですが、昭和24年頃からアメリカの例にならうようになったとのことです。
その身にならないと分からない
親のありがたみは、自分が実際に親になってみて初めて分かる、と言います。出産を経験された女性は、特にその感を強く持たれるようです。
これは、親のありがたみだけでなく、他でも経験することです。世に「人に事 (つか) うるを知る者にして、然 (しか) る後 (のち) に以 (もっ) て人を使うべし」」という言葉があります。
これは、他人に使われてみて、初めて人を使うことができる。他人に使われた経験のない者は、人を上手に使うことができない、という意味です。
このように実際に経験してみないと分からないことが世の中にはたくさんあります。
ところで、昨日の夜のテレビ番組で、吉村大阪府知事が現在の特措法についてかみついていました。ちょっと長くなりますが、引用します。(こちらの記事参照)
ただ一番根本の問題なのが、この特措法自体が本当にポンコツの、血の通っていない法律なんですよ。僕らが休業要請をかける、国が緊急事態宣言をかける、そして民間の皆さんに休業をしてくれと。
これはハッキリ言ってむちゃくちゃな話です。人には外に出ないでくれと。それもむちゃくちゃな話。自由経済から明らかに外れている話なんだから、それをするのであれば裏返しの補償というのを法律にちゃんと明記しておかないと。それがないから今、グチャグチャになってるんですよ。
僕は、これは国会議員の怠慢だと思います。僕もですが、全く給料の減らないメンバーです。じゃあ来月の家賃払えません、事務所の賃料払えませんと、毎日帳面をめくってる人たちの気持ちがわかんのか。もっと血の通った法律をつくってくれ、というのが僕の意見です。
確かに、吉村知事の言う通りと思います。国会議員と同様、中央省庁に勤める公務員も全く給料の減らないメンバーです。そうした人たちが、今日明日の暮らしにも困る人たちをどれだけ慮って制度や法律を作れるのでしょうか(もちろん必死に一生懸命働いている人たちがいることも承知していますが……)。
今まで経験したことのないコロナ禍にどう対応するか、前例主義のお役所仕事とお役所を舵取りするのが不得手な政府では無理だったということでしょうか。
やはり人間の資質として、どれだけ想像力と創造力が大事なのか、ということを痛感しています。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.5.10記)