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さて、「今日の一言メモ」第433回です。
「疾風に勁草を知る」
「疾風に勁草を知る」(しっぷうにけいそうをしる)とは、困難や試練に直面したときに、はじめてその人の意思の強さや節操の堅固さ、人間としての値打ちがわかることの例えです。
強い風が吹いたときに初めて、それに負けない強い草を見分けることができることから、こう表現されています。
『後漢書・王覇伝』に「子独り留まりて努力す、疾風に勁草を知る」とあるのに基づくそうです。意味は「後漢の光武帝が初めて義兵を挙げたとき、旗色が悪くなってくると帝に従っていた者たちは逃亡していき、最後まで残ったのは王覇だけであった。そのときに帝が王覇に言った言葉」だそうです。
自らが苦境に陥ったときに、支えてくれる存在がどれだけいるか
世に成功者の回りには人が群がり、一旦失敗すると蜘蛛の子を散らすように去っていく、ということはよくあることでしょう。
銀行が、いい時にお金を無理にでも貸し与え、業績が悪くなると貸し剥がしにかかる様を「晴れているときに傘を貸し、雨が降ると取り上げる」と揶揄したものです。
今のコロナ禍でも、厳しい状況に追い込まれているお店や会社はたくさんあると思います。そんなときに最期まで支えてくれる存在があったらどんなにありがたいことか。
自らが苦境に陥ったときに支えてくれる存在がいて欲しいと思ったら、日頃からそれに足るように振る舞うことが必要でしょう。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.5.26記)