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さて、「今日の一言メモ」第460回です。
「悪銭身に付かず」
悪銭身に付かずとは、不当な手段で得た金銭は、とかくつまらないことに使ってしまい残らないものだという教えです。
「悪銭」とは、盗みやギャンブルなどで手に入れた金のこと。あぶく銭とも言います。お金は、汗水垂らして働いて得るものであり、競馬や宝くじなど公営とされている博打でも「悪銭」とみなされることがあります。
買収事件でかまびすしいが……
今は通常国会が閉会し、世の中、前法相の河井克行衆院議員と妻・案里参院議員が公職選挙法違反(買収)容疑で逮捕された事件でかまびすしいですね。
この事件で不思議なのは、河井議員側からお金を受け取ったとされる多くの人物が、金銭の受領を認めていることです。議員などの公職についていれば収賄の罪に問われるので、必死に隠すのではないでしょうか……。
それはともかく、こうした買収資金など悪銭の代表みたいなものです。「陣中見舞い」などの名目であれば、数十万円〜数百万円のお金をもらっても、なんとも思わないのでしょうか。だとしたら神経が麻痺しているとしか思えません。
お金を得るのは手段であり、目的にはなり得ない
お金は必要です。それは生きていくために必要であると同時に、趣味であろうが、何かを追求しようと思えばお金がかかるからです。
でも、お金そのものを目的にはしにくいです。せっせと貯めて、預金通帳の残高が増えるのをニマニマ笑って眺めるのが趣味であれば別ですが。
人生の目的は人それぞれですから、お金を貯めるのが趣味であってもとやかく言う筋合いはありません。そして、お金と同じように、地位や名誉を得たり、立派な車を買ったりやタワーマンションに住むことも人によっては目的になり得るでしょう。
ただ、僕個人で言えば、好きで堪らないこと、やりたくて堪らないことだけをして人生を終えたいので、そのために必要なお金さえあれば十分です。
還暦を過ぎて4年、身を粉にして働くのではなく、最低限必要なお金を得るために、働ける間はずっと働き続けるつもりです。人さまのお役に立てるように働くことが好きなので一挙両得と言えます。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.6.25記)