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さて、「今日の一言メモ」第469回です。
「六日の菖蒲、十日の菊」
「六日の菖蒲(しょうぶ)、十日の菊」とは、時機に遅れて役に立たないことの例えです。
菖蒲は五月五日の端午の節句に用いるもので、五月六日では間に合いません。また、菊は九月九日の重陽の節句に用いるもので、九月十日では間に合わないことからこう言われるようになりました。
「巧遅は拙速に如かず」
なにごとにもタイミングは重要です。どんなに正しいことを言っても、タイミングを逃してしまうと、他の人に受け入れてもらうのは難しいでしょう。
商談などの交渉事や、案件を上司に諮る時など、「タイミングを逸して失敗した」といった経験は、誰にでもあるものです。
タイミングが人の心の動きのことだとすれば、人の心を掴む瞬間を逃してしまった、ということになるでしょう。
「巧遅は拙速に如かず」という言葉もあります。上手だが遅いよりも、下手でも早いほうがよいという意味ですね。
上司から至急の資料提出を求められているのに、綺麗なパワポ資料を作ってしまったりする例が考えられます。メモ用紙に手書きの箇条書きで殴り書きしたものを迅速に提出した方が、時間をかけて綺麗な資料を提出するより、よっぽど上司に喜ばれるわけです。
ことほど左様にタイミングは重要なので、デッドラインがいつなのか間違えないよう気をつけたいものです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.7.5記)