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【今日の一言メモ】・・・このコロナ禍という災いを福に転じるためには、ここで大きなパラダイムシフトを行い、未来の日本を変えていく強い意志が必要

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さて、「今日の一言メモ」第477回です。

今日7月14日は「 ペリー上陸記念日」、そして「廃藩置県の日」だそうです。

「 ペリー上陸記念日」

その名前の通り、今から167年前の1853年 (嘉永6年) 7月14日に、アメリカの4隻の黒船艦隊が江戸湾の浦賀沖に現れ、ペリー提督が久里浜に上陸して将軍への親書を渡した日を記念したものです。

この時は新書を渡しただけでしたが、翌年再び来航したペリーとの間で「日米和親条約」が結ばれ、日本の鎖国が終わって近代国家に向けて舵をきっていくことになります。

「廃藩置県の日」

ペリー提督が久里浜に上陸してから18年後の、1871年(明治4年) 7月14日に、藩を廃止して県を設置する詔書が出されました。これを記念して、「廃藩置県の日」が制定されたのです。

廃藩置県が行われる以前、1869年の版籍奉還で江戸時代の藩はなくなっていましたが、旧藩主がそのまま藩知事となっていました。

明治政府は中央集権国家を確立するため廃藩置県を断行し、各県に中央政府から県知事を派遣しました。これにより、265年間大名が支配してきた藩が完全に廃止されました。

時の明治政府の内務卿、大久保利通は、その中心的役割を果たしたため、武士の怨みをかい、惨殺されてしまいます。

この廃藩置県によって「藩」が廃止され、「府」と「県」に一元化されることで、地方と中央政府が一体となった (統一国家化) のです。

大きなパラダイムシフトを感じる

ベリー来航という大きな外圧により長年の鎖国が解かれ、それから数十年がかりで江戸幕府による支配から近代日本へと変革が行われました。

今回のコロナ禍は世界全体の問題ですが、日本にとっても単なる感染症だけの問題ではありません。コロナ禍への対応の過程で、日本全体のシステムにおけるIT化の大きな遅れが露呈し、中央省庁の集権的国家運営に綻びが見られ、長期政権による歪みや利権集団によるマイナスのベクトルがより明らかになりました。

今後も人口減少傾向は続き、そう遠くない将来に国家を維持できないほどの人数になってしまうかもしれません。人口減少問題が、安全保障上の「静かなる有事」と言われる所以です。

そうした状況で、コロナ禍という災いを、どうしたら福に転じることができるのか知恵を絞る必要があります。だとしたら、当選回数という年齢序列による順送りで、ITを理解できないIT担当大臣を任命するような政権運営を許してはいけないでしょう。

これからは、自分たちの意識のパラダイムシフトを図り、日本の将来のグランドデザインを正しく描ける若く柔軟な頭脳を持った人材を政界に送りこむ必要があるでしょう。

年齢を重ね、いたずらにしがらみに囚われているようでは、日本の将来を変えることはできません。明治維新前後に日本の変革を担う中心的役割を果たしたのは、志ある名もなき若き人材でした。

自分たちも過去からの延長でものを考える価値観を変えていく必要があります。そして、そうしたパラダイムシフトには痛みが伴います。でも、子や孫、そしてさらにその後の世代に繋げていく日本を創っていくには、そうした痛みに耐えていく必要があると思うのです。

・・・・・・・
さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!

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(2020.7.14記)

富田 邦明

IT関係のコンサルタントをしております。
業務効率化・システム改善だけでなく、経営者視点のリスクマネジメントも同時に行い、人とテクノロジーのシナジー(相乗)効果を最大限にすること、そして、活き活きとした雰囲気で働ける環境作りを目指しています。

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