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さて、「今日の一言メモ」第478回です。
「お盆」と「中元」と「盂蘭盆会 (うらぼんえ) 」
今日7月15日は、祖先の霊を供養する「お盆」です。全国的には、旧盆である8月に行事を行いますが、東京・横浜では7月に行われるところも多いようです。そして、三元の一つ「中元」にもあたります。
もともとは、正月15日の「上元」、7月15日の「中元」、10月15日の「下元」をあわせて「三元」とする道教の習慣によるものだそうです。
中国仏教では、この日に祖霊を供養する「盂蘭盆会 (うらぼんえ) 」を行っていて、これが日本で神道と合わさり「お盆」の行事が定着したと言われています。
そして、江戸時代から商い先やお世話になった人などに贈り物をするようになり、この習慣を「中元」と呼ぶようになりました。
ちなみに、8月のお盆を「旧盆」と呼びますが、7月のお盆は「新盆」と呼びません。
お亡くなりになった方の49日法要が終わってから、次に迎える最初のお盆を特に初盆(はつぼん、ういぼん)または新盆(しんぼん、にいぼん、あらぼん)と呼び、最も厚く供養する風習があるためです。
コロナ禍で様変わりする中元商戦
毎年、中元商戦で賑わうデパートの店頭は、今年のコロナ禍により様変わりしているそうです。各社ともネット通販に力を入れて、たとえば「すごもり応援」をテーマに設定し、食品では「イエナカ旅気分」「とっておきストック」「かんたんスグごはん」などのテーマに沿った品揃えをして、出足好調のようです。
会社勤めを離れて丸9年が経ち、フリーランスとして働いていても中元・歳暮などの儀礼とは無縁で、プライベートでもそうしたお付き合いはしない生活を送っているので、どうもピンときませんが……。
ふとしたタイミングで出会った逸品をお贈りする
個人的な感覚ですが、中元・歳暮などの季節毎の贈り物は、父の日だからネクタイを、母の日だからお花をプレゼントするといったもの共通の義務感を感じてしまいます。
そうではなく、ふと出会った逸品をあの人にお贈りしたい、というインスピレーションを感じたときに、タイミングを外さず贈ることができればと思うのです。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.7.15記)