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閑話休題。
さて、今日7月15日は祖先の霊を供養する「お盆」です。全国的には、旧盆である8月に行事を行いますが、東京・横浜では7月に行われるところも多いようです。
「お盆」と「中元」と「盂蘭盆会」(うらぼんえ)
7月15日は、三元の一つ「中元」にもあたります。もともとは、正月15日の「上元」、7月15日の「中元」、10月15日の「下元」をあわせて「三元」とする道教の習慣によるものだそうです。
中国仏教では、この日に祖霊を供養する「盂蘭盆会」(うらぼんえ)を行っていて、これが日本で神道と合わさり「お盆」の行事が定着したと言われています。
そして、江戸時代から商い先やお世話になった人などに贈り物をするようになり、この習慣を「中元」と呼ぶようになりました。
ちなみに、8月のお盆を「旧盆」と呼びますが、7月のお盆は「新盆」と呼びません。
お亡くなりになった方の49日法要が終わってから、次に迎える最初のお盆を特に初盆(はつぼん、ういぼん)または新盆(しんぼん、にいぼん、あらぼん)と呼び、最も厚く供養する風習があるためです。
コロナ禍2年目の中元商戦
東京都を筆頭に首都圏では、新型コロナウイルス感染者の数が急増し、これから帰省したいという人の出鼻を挫いています。
そんな遠出や外食がはばかられる中で、各百貨店は帰省できない代わりに送るギフトや自家需要の取り込みに躍起です。
今年は食材にこだわった商品を贈る人が増えているそうで、「家ナカ」時間の増加もあり贈答品だけでなく、自宅で楽しむギフトも多いとか。
また、少人数や1人暮らし向けの「少量・小分けパックギフト」も登場していて、あの手この手の中元商戦が繰り広げられています。
中元商戦だけにかかわらず、いろんなギフト需要が盛り上がって、経済活動の活性化の一助になるといいですね。
では、誰に何をお送りしましょうか……。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2021.7.15記)