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さて、「今日の一言メモ」第532回です。
「天高く馬肥ゆる秋」
「天高く馬肥ゆる秋」とは、秋の快適な気候のことです。秋は空気も澄んでいて、空も高く感じられ、馬も肥えるような収穫の季節でもあることからこう言われるようになりました。
秋の季節の素晴らしさをいう句で、手紙などでも時節の挨拶として用いられています。今年は長梅雨でしたが、8月に入って梅雨が明けた途端に猛暑が続きました。ここ数日はめっきり朝晩涼しくなり本格的な秋到来を思わせます。
リーマンショックからコロナ禍へ
そんな今日9月15日は、今から12年前の2008年 (平成20年) にリーマン・ブラザーズが破綻した日です。
この時の負債総額は、約6,000億ドル(約64兆円)。この史上最大の倒産により、世界連鎖的な金融危機が起きました。この破綻は、日本経済にも多大なる影響を与え、大幅な景気後退に繋がりました。
まるで一夜にして激変してしまったような当時の様相は、ほんとに変わりやすい秋の空模様を見るようでした。
それからは、東日本大震災や台風などの度重なる自然災害、そして今年は新型コロナウイルスの世界的蔓延という事態になりました。
いよいよ国勢調査開始、そして人口減少社会が加速
昨日から5年毎に実施される国勢調査が始まりました。5年前の国勢調査で調査以来初めて全国の人口が減少に転じたことが数字で浮き彫りになりました。
自然災害や感染症よりも深刻な人口減少という「静かなる有事」がヒタヒタと押し寄せているのです。
(出典元 : 「未来の年表」)
出典元によれば、出生率と死亡率が現状と変わらない前提で推計した場合、100年後には人口が約5,060万人、200年後には約1,380万人になるそうです。
その間に多くの自治体が消滅し、社会保障制度も崩壊し、3000年後には人口2,000人となり、どこかの国の属国になっているかもしれません。これは国家の危機である有事以外の何ものでもありません。
新政権に望む新たな日本のグランドデザイン
子々孫々の代まで夢の持てる国にするためには、この国のグランドデザインをしっかり描く必要があると思います。
おりしも自民党総裁選で菅義偉氏が選出され、明日の臨時国会で総理大臣に指名される予定です。菅新総理の責任は重大です。未来に向けてこの国のグランドデザインをどう描くのか、具体的な舵取りをどのようにとるのか、その力量が試されます。
言ったことはやり遂げる実行力で定評のある菅新総理には、言葉通りやり遂げる改革力のあるメンバーで閣僚を固め、力強く前に進めて欲しいと期待します。
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さて、今日はここまでにしましょう。
では、また!
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(2020.9.15記)