(画像出典元はこちら)
さて、「今日の一言メモ」第787回です。
「女心と秋の空」
「女心と秋の空」とは、変わりやすい秋の空模様のように、女性の気持ちは移り気だという意味です。もともと「男心と秋の空」がまずあって、その男心を女心に変えたものだそうです。
「男心と秋の空」は主に女性に対する男性の愛情が変わりやすいという意味ですが、「女心と秋の空」は男性に対する愛情に限らず、感情の起伏が激しいことや移り気なことを指しているのです。
「リーマン・ショック」
話は変わりますが、今日9月15日は、今から13年前の2008年(平成20年)にリーマン・ブラザーズが破綻した日です。
この時の負債総額は、約6,000億ドル(約64兆円)。この史上最大の倒産により、世界連鎖的な金融危機が起きました。この破綻は、日本経済にも多大なる影響を与え、大幅な景気後退に繋がりました。
まるで一夜にして激変してしまったような当時の様相は、ほんとに山の天気や秋の空模様を見るようでした。
バブル崩壊→リーマン・ショック→東日本大震災→その後に続く災害
台風シーズンを迎え、14号の影響が日本列島に及んでいます。これからも続く台風による被害が心配です。
思えば、平成の時代に入りバブル景気絶頂期を迎えた後のバブル崩壊、そしてリーマン・ショック、東日本大震災などを経て令和の時代になりましたが、その後も多くの災害が発生し日本を痛めつけています。
まるで人知の及ばないところで、日本をボディブローで弱らせているかのようです。そして、その課題の重要性が、なかなか共通認識になっていないようですが、人口減少という「静かなる有事」がヒタヒタと押し寄せています。
(グラフ出典元:「未来の年表」)
出生率と死亡率が変わらない前提で推計すると、100年後には人口が約5,060万人、200年後には約1,380万人になるとされています。その間に多くの自治体が消滅し、社会保障制度も崩壊し、3000年後には人口2,000人となり、どこかの国の属国になっているかもしれません。
今は、コロナウィルスの脅威に目を奪われていますが、長い将来を俯瞰するとコロナウィルス以上の「静かなる有事」といえます。
この国のグランドデザインをどう描くのか
子々孫々の代まで夢の持てる国にするためには、この国のグランドデザインをしっかり描く必要があると思います。そうした意味で、好むと好まざるとにかかわらず、私たちが選挙で投票して選ばれる政治家の役割はとても重いと言わざるを得ません。
特に、日本の総理大臣を選ぶ過程はとても重要だと思うのです。誰が我が国のリーダーとしてふさわしいのか、そして未来に向けてこの国のグランドデザインをどう描けるのか、具体的な舵取りをどのようにとっていくのか、その力量が試されるからです。
誰にこの国の将来を託すのか選択する今度の衆議院総選挙での投票行為、それは今の時代に生きる私たち一人ひとりに課せられた重い責任です。
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さて、今日はここまでにしましょう。
ではまた!
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(2021.9.15記)